【ad:tech SF 1日目午前中】
ad:techの1日目午前中が終わりました。
1日目はチェアマンの「毎回、今までで一番多くの参加者を迎えていると言ってるんです」
との言葉から始まるプレゼンテーションでスタート。
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ad:techの拡大が順調であることに軽く触れたあと、
現在のインターネットを取り巻く環境及び、論点について触れました。
「Monologは死んだ」という刺激的なものや
「90%のネット広告費がTOP10の媒体に、99%のリスティング広告費がYahoo!とGoogleに」
といったものがありました。
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その後、aQuanta CEOへのインタビュー形式のKeynoteがスタート。
注目の分野などに関してのインタビューが行われました。
話題に上がったのは、、
・ビデオ(TV、TiVO、VoD)
・モバイル
・海外展開
その中で印象的だったのが、ビデオ広告に関するもので、
「TiVOの調べでは、録画された広告全体のうち、70%がスキップされる。
でも、注目するべきは30%の人がスキップできたのに見ているということだ。
関連性が高ければ、人々は広告でも見る。」
という発言。
テクノロジの進化によってフリークエンシーによって、地域によって、時間によって、
とユーザープロファイルは詳細にできるのでさらに興味のある広告を配信
できるだろうとの事でした。
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その後の行動履歴ターゲティングに関するセッションでは、
Yahoo!のシニアプロダクトマネージャのリチャード氏が「例えば2年前と比べて行動
ターゲティングはだいぶ変わった」と始め、「かつては車のサイトを見ている人に車の広告を
というのが行動ターゲティングだったけど、それは昔の話だ」と発言。
他のパネリストからも「購買のサイクル全体が分かるのがBT。車を買おうとしている人が
必ずしも車のページを見ているとは限らない。もしかしたらファイナンスを考えてそのページ
を見ているのかも。それともブログを見ているのかも」という趣旨の発言が出ました。
参加者から「BTに取り組んでいるけれども結果がでないのだが」という質問に対しては、
「じゃぁ、ここにいる人達のビジネスカードをもらってコンタクトを取ればいい。
来年結果が出たか教えてね」と笑いを取る場面も。
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その後、WOMとバイラルのセッションではYoutube、Microsoft、MTV、Barbarianといった
会社からパネリストが参加。
「WOMが起こってその次はどうする?そもそもの効果は?」という質問に対して、
ブランディングに関する秀逸な回答がありました。
「例えばパーティに無名のビールを買っていったら、『なんでそんな安物を?』と
言われる。でも、良い印象をもたれているビールなら『それが正解!』ってなるでしょう?」
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【ad:tech 2007SF:会場の様子】|CAネットトレンド研究室ブログ