昨今─、
ネットを調べると「 人生を変えた一冊 」
などといった触れ込みで、
書籍を紹介しているサイトやブログが、
多数、見つかる。
もちろん─、
そこで紹介されている本は、
良い本ではあるのだろうが、
しかし─、
私の経験から言えば、
自分にとって大きく人生を変えるような名著が、
そこここに点在していることは稀で、
どちらかと言えば─、
そういった本や、
出会った人々、
観た映画、
よく聴いた歌の歌詞、
などなど…、
自分の思考や意識に、ちょっと引っ掛かかった、
何千、何万という要素が、
5年、10年、15年、20年と、
体内で醸成されて行く中で、
「自分」という、おぼろげな何かが、
形成されて行ったように思う。
そんな─、
私の思考や意識に多少なりとも、
さざ波を立てた要素の一つに、
かってベストセラーとなった
『 わが友 本田宗一郎 』という本があった。
これは─、
ご存知、ソニーの創業者の一人、
井深大氏が執筆した名著で、
あまりにも有名なため、
ご存知の方も多いだろう。
自分も─、
学生時代に読んだ記憶がある。
しかし─、
お恥ずかしながら、
良い本だったという印象は残っているのだが、
その─、
具体的な内容については、
すっかり記憶から抜け落ちてしまっているのが実状だ。
しかし─、
今だに鮮明に記憶に残っているのは、
この本との出会いのいきさつだ。
当時─、
この書籍のことを知ったのは、
たまたま─、
読んでいた友人がおり、
彼から薦められたからだったのだが、
当時─、
あまり、こういったビジネス系の書籍には、
手を伸ばしたことがなかった自分は、
「 何が良いの?」と当然、聞き返したわけだが、
その友人は単刀直入に、
「 男の人生の一つの理想形だ 」答えた。
「 へぇ~、どんな人生?」とさらに突っ込むと、
彼は─、
「 いわゆる波乱万丈の人生ってやつだ 」
と答えた。
「 波乱万丈 」という言葉は、
もちろん知ってはいたが、
しかし─、
あまり使用頻度の、
高い言葉ではなかった自分にとって、
まずは─、
友人から発せられた「 波乱万丈 」という、
言葉が、やけにに耳に残るものであり、
何より─、
「 波乱万丈 」→ ( 理想 ) だと主張する、
その友人の価値観が軽いカルチャーショックだった。
それ以降からだろうか…?
読む本と言えば、もっぱら技術書か、
あまり実用的とは言えない、理屈をこねくり回したような、
SF 小説がほとんどだった自分のレパートリーに、
こういった─、
ビジネス系のジャンルが追加されたのは。
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( 次回へつづく... )
『 恥ずかしさ満載の過去に現在の自分を見出す!』