結果が大事だって!?
もちろん─、
結果は大事である。
結果が大事じゃない、
などということは有り得ない。
誰だって結果を出すために仕事に、
取り組んでいる。
もっとも─、
オリンピックなどでは、
出場することに意義があるなどという、
究極のアマチュア精神も、いまだ、
顕在かも知れないが、
しかし─、
オリンピックなんぞに出場できる時点で、
それは、すでに次元の違う話だ。
だが─、
企業と名の付くところで、
仕事の名の付く作業に取り組んでいる以上は、
結果が求められない、
などというものは有り得ない。
しかし─、
私の経験上、「 結果 」というのは、
つまるところ、
「 しかるべきプロセスを経た結果 」
という意味であり、結果とプロセスは、
いわば、コインの両面と言える。
従って─、
コインの片面だけを、
連れて来るわけにはいかないように、
結果だけを求めるということも、
また不可能である。
結果とプロセスは、
ミッションにおける、二つの側面であり、
「 結果が大事か?プロセスが大事か? 」
などという質問も、
本来はナンセンスと言える。
そして─、
我々がコントロール出来るのは、
プロセスのみである。
「 成功は一瞬で終わる 」( 為末大 )
従って─、
結局、求める結果を得るには、そのプロセスに、
注力せねばならないという結論に至るわけである。
もっとも…、
( 次回へつづく... )
『 プロセスに注力することと、プロセスを問うこととの違い 』