前回の記事は、こちら─、
『 会社を辞めれば軋轢を生んだ上司ともおさらば?とんでもない!"そいつ" は次の会社にもいる 』
しかし─、
曲がりなりにも人様からお金を貰って、
提供できるだけの商品を、
形に出来る技術力などというものは、
一朝一夕で築き上げられるものではない。
最低でも10年くらいは、
技術と向き合わねばならない、
期間が必要であることも、また事実だ。
従って─、
「 ニーズを重視する 」
というのは─、
まずは、確固とした、
技術力や専門知識を身に付けた者が、その上で、
「 己の技術力だけに、あぐらをかかず、
ニーズとも、しっかりと向き合っていかねばならない 」
とはじめて語って行ける "戒め" であり、
決して─、
技術力も専門知識も持たぬ者が、
己の無知を正当化する手段ではない。
しかし─、
世間では往々にして、
そういった確固たる専門知識を持たぬ者が、
ことさら声を大にして、ニーズや顧客の、
重要性だけを主張するといったケースは少なくない。
しかし─、
そのような振る舞いを続けているようでは、
周囲との軋轢を生みこそすれ、
理解や共感を得ることなど有り得ない。
そして─、
確固とした技術の研鑽には、
最低でも10年の歳月が必要だが、
使う側の視点などというものは、誰もが、
マーケットを構成している消費者の一人でもあり、
多少、そういった意識を持って臨めば、
誰もが比較的容易に理解し得るものだ。
決して─、
営業だから理解できて、
技術者だから、
理解できないなどというものではない。
ただ…、
( 次回へつづく... )
『 頭でしか理解していない者と、実感として理解している者と違いは、こういうところに表れる 』