「おい!ふざけるな!」 | Human kill human

「おい!ふざけるな!」



横浜は雨の予報が変わって薄曇り。僕が曇りを嫌う理由は立体感がないことなのだけど、ちょうどブルース・ギルテンの事を思い出し横浜をフラッシュをつけてスナップしてきた。たまにはみなとみらいの変わり様も見ないと行けないし寿に行きたかったのもある。黄金町から関内方面へ歩く。EOSのDSLRにフラッシュはギルテンのライカよりも威圧感があるかもしれないけどそんな事はおかまいなしに通行人をフラッシュ!多分寿かそこらの青色テントの方だとは思うけど上の写真の様に顔を隠されてしまった。当然僕が悪いのだけど。

「おい、ふざけるな!バカヤロー!」

僕は会釈するぐらいしかなかった。その後も罵声ををかなりくらった。やはりギルテンはクレイジーだなと思うも、しかしてスナップという行為は大抵路上で相手に気づかないように撮るのが普通だが、フラッシュを発光させ撮影行為をこれまでかというぐらい主張して撮る事のほうがよりスナップの本質を得ている気がする。所詮赤の他人の素顔をさらけ出させるのだから、人物をターゲットに不快感の伴わないスナップなんて逆におかしいのではないかと感じたのだ。ゆえにクレイジーだと思っていたギルテンの撮り方だけどさすがだなぁと一人路上で感心していた。やはり何事も理解するなら考えてないでやってみろということなんですね。いざ真似てみるとあの距離感が尋常でない事がすぐわかる。別に真似ようという訳でないのでそんな至近距離やっていくかわからないけど、なにかスナップで新しい手応えが掴めた様な気がした。

ちなみにギルテンの撮影風景がTouTubeにのっている。ラジオで彼が発言している内容を聞くと(英語なんで半分適当だけど)、あまりに近距離からの撮影方法に対して接近している訳だからあーだこーだいわれても困る、望遠ならまだしも、というような事を言っていた。英語に堪能な人訳してくれたら助かります!