サガルマータ国立公園では、トレッキング以外にすることはありません。ですから、トレッキングに行きましょう。サガルマータことエベレストは、こちらのページ に詳しく書いてあります。


エベレスト地域のトレッキングは、大きく分けて2つのコースがあります。カラパタールへの道とゴーキョへの道です。どちらも雄大なヒマラヤ山脈の景色を存分に楽しむことができますが、よりエベレストを間近に見ることのできるカラパタールのほうが人気があります。


というわけで、今回はカラパタールのトレッキングコースをご紹介します。



1日目はカトマンズからルクラへ飛行機で移動し、その後パクディンという村までトレッキングします。この辺りは、まだヒマラヤ山脈は見えません。緑豊かな風景を見ることができます。この風景の移り変わりもトレッキングならではなので、楽しんでくださいね。


2日目は、ナムチェまでトレッキングします。途中、モンジョで国立公園の入場料を支払います。もし、カトマンズで支払い済みの場合は、レシートを見せてくださいね。ナムチェはこの辺りで一番大きな村です。毎週土曜日にはバザールも開かれますので、もし運よくナムチェ滞在が土曜日だったら、ぜひバザールを見学してみてください。


3日目は、高度順応のためナムチェに滞在します。エベレストの展望台であるシャンボチェの丘やクムジュン村にも日帰りで行くことができます。



続きはまた次回に。

ネパールの世界遺産、サガルマータ国立公園の続きです。前回、サガルマータ国立公園やエベレストの説明は終わったので、今回は、どうやって行くかをご説明しますね。


どうやって行くか・・・。これは、トレッキング一択です。サガルマータ国立公園の入域料を払う場所は、モンジョにあります。ということは、モンジョが国立公園入り口。でも、モンジョには車道がありません。歩道のみです。そのため、歩いていくしかないんです。


ルクラから歩いて丸1日かかるモンジョ。ルクラまではカトマンズから飛行機が出ていますので、そちらを利用しましょう。ルクラからトレッキングを開始します。コースは大きく分けて2つ。一つはエベレストが美しく見えることで有名なカラパタール方面、もう一つは氷河湖などの探索ができるゴーキョ方面です。どちらもそれぞれの魅力がありますので、自分の好みに合う方を選んでください。


サガルマータ国立公園内には、主にシェルパ族が住んでいます。シェルパというと外国の登山隊の補助をする人々というイメージですが、本当はネパールに住む民族の名前です。エベレスト地域の標高が高い場所に多く住んでいて、必然的に外国の登山隊の補助をするようになったのです。そのため、シェルパ族はほかの民族と比べて、裕福な人が多いですよ。


次回からは、カラパタールとゴーキョそれぞれのトレッキングコースも説明していきますね。

本日は、ネパールの世界遺産4つ目である「サガルマータ国立公園」を書いていきます。「サガルマータ」って何???と思う人も多いでしょうが、みんな知っているものですよ。一度は聞いたことがあるはずです。


サガルマータとはネパール語でエベレストのこと。そう、あの世界最高峰エベレストのことです。エベレストと聞けば、「な~んだ!知ってるよ。」ってなりますよね。ネパールにあるのに、エベレストのネパール語であるサガルマータという言葉は全然メジャーじゃないんですよね。残念ながら。エベレストは英語でインドの測量庁長官だったイギリス人の名前だそうです。ネパール語でサガルマータ。チベット語でチョモランマです。チョモランマは聞いたことある人も多いと思います。ネパール語だけがメジャーじゃないんですよねぇ。


エベレストは、先ほど書いたようにもちろん世界最高峰で8848mです。ネパールとチベットの国境にそびえ立つ山です。初登頂は1953年にイギリス隊のエドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイが成功していています。ちなみに、ヒラリーはニュージーランド人、テンジンはネパール人です。イギリス隊なのにどちらもイギリス人ではないというのは皮肉なことですね。


ただ1924年にイギリスの第3次遠征隊で、ジョージ・マロリーがエベレストに挑戦中に山頂近くで行方不明になっており、彼が登頂に成功したかどうかは、永遠の謎になっています。1999年に彼の遺体が発見されていますが、カメラは見つかっていません。世界最高峰の山の永遠の謎、ちょっとかっこいいですね。


サガルマータ国立公園は、1979年にユネスコの世界自然遺産に登録されています。次からは、どうやってこのサガルマータ国立公園に行けば良いかを解説していきます。

先ほどは、ネパールの世界遺産であるルンビニの中の聖園地区のことを書きましたが、今回は寺院地区について書いていきます。


寺院地区は、かなり広い地区になっていますので、観光の際はぜひリクシャを使うようにしましょう。定額制なので、交渉も必要ないので楽ですよ。


寺院地区には何があるのか?世界各国の仏教寺院が集まっている地区になっています。タイやミャンマー、中国、韓国、日本、ネパール、チベットなどの仏教にゆかりのある国の寺院はもちろん、ドイツやフランスなどのヨーロッパの仏教寺院もあります。それぞれがその国の文化を表していて、国ごとの寺院を見比べてみると興味深いと思います。私のお勧めは、ネパール、チベット、中国、ドイツ、タイ、ミャンマーなどです。


以上で、世界遺産ルンビニの説明は終わりです。巡礼者の邪魔にならないように観光しましょう。前回の記事でも書きましたが、正直ルンビニの位置づけは地味です。それでも、歴史的・宗教的に見ると、かなり重要な遺産になっています。ブッダが生まれた場所、アショーカ王がそのブッダの生誕地を巡礼した場所です。ぜひ、ネパール旅行に来て、時間がある方は訪れてみてください。厳粛な気持ちになり、仏教の根本を見ることができます。日本の文化には仏教文化が深く入り込んでいます。その日本の文化の原点を見てみたいと思いませんか???

今回は、ネパールの世界遺産の中で一番新しく、一番マイナーな世界遺産ルンビニの紹介です。


ネパールの南部にあり、インドとの国境にも近い小さな小さな村ルンビニは、1997年に世界文化遺産に登録されました。なんで、そんな辺境の小さな村が世界遺産なのかというと、日本人なら誰もが知っているある人の生まれた場所だからです。さて、それは誰でしょう???ネパールで生まれた有名人とは・・・


ゴウタマ・シッダールタさんです!え?イマイチ聞いたことないですか?では、ブッダだったらどうでしょう?そう!ルンビニはブッダ=お釈迦様の生まれた場所、ブッダの生誕地として世界遺産に登録されました。


ブッダは、このネパールの南部ルンビニで生まれたのです。「ここでブッダは生まれました!!!」とされる場所(マーヤー聖堂)には、アショーカ王の置いた石碑があり、ブッダの生母マーヤー夫人が産後に沐浴したブスカリニ池もあります。


ちょっと待って!アショーカ王って?なんか、歴史の授業で聞いたことある!という人もいるでしょう。アショーカ王とは、古代インドマウリヤ朝の第3代の王様で、在位期間は紀元前268~232年です。このアショーカ王は仏教を厚く保護したといわれており、ブッダの生誕地であるルンビニにも巡礼しています。その巡礼の時に置いたのが、上記の石碑です。また、アショーカ王巡礼の記念石碑も建てられています。


これらは、ルンビニの中でも聖園地区にあります。ルンビニには、ほかにも寺院地区というものがあり、この説明は、また次にしますね。聖園地区は、キレイに整備されており、巡礼者が多く訪れています。マーヤー聖堂やアショーカ王の石柱に向かって、五体倒置をしている仏教徒の方も多く見ることができます。また、マーヤー聖堂の周辺で、お経を唱えている人もいます。


とても平和で穏やかで、厳かな雰囲気に包まれているルンビニの聖園地区です。ルンビニはマイナーですが、ぜひ訪れてみてください。