76回目の終戦記念日 | 奈良で働く社長の...。

76回目の終戦記念日

先輩に教えていただいた本を読んで。

子どものころ教わってきた学びは、戦争を起こした「天皇陛下=悪」みたいなイメージを持たされてきた。

それが自分で調べていくと「本当にそうなのか?」という疑問がでる。

開戦に至った経緯は様々あるだろうが、日本という国を滅ぼさないため、東亜の地域を守るためという当時の大義。

戦争賛成とか反対とかの話ではなく、子どもや大人のケンカにも原因があるから結果がある。

物事の片側だけでなく、色んな角度から判断していきたい。

初めてまともにこの詔書を読んだが、おそらく大半の人がラジオで流れてるイメージ程度で読んだことはないんじゃなかろうか。

僕は日本という国が好きで祖国があることを誇りに思う。

この詔書の昭和天皇が命をかけ願われた最後の章。
今の日本は、まっとうに進んでるだろうか?誇りを失ってないだろうか。

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口語文「大東亜戦争終結の詔書(昭和二十年八月十四日)

私は世界の大勢とわが国の現状と深く考え合わせ非常の方法を持って現在の状況を収拾したいと思い、忠良なあなた方国民全てに対してこれから私の考えを伝える。
私は、我が帝国政府に米国英国中華民国ソ連の4カ国に対し彼らの共同宣言(ポツダム宣言)を受諾すると通告せよと命じた。

そもそも我が国民の安らかな生活を思い、あらゆる国と繁栄の楽しみを共にするということは、皇室の祖先が神代の昔から代々伝えて来た定めであり、私が大切にしてきたことであり、先に米英二国に宣戦した理由もまた、我が国の存在と東亜の安定を請い願ったからであり、他国の主権を排除したり、領土を侵略したりすることは、もちろん私の志ではない。

しかし、交戦はすでに四年に及び、我が陸海軍の将兵の勇戦、わが諸官庁に勤務する多くの役人たちの精励、すべての国民の奉公、それぞれが最善を尽くしてくれているにも関わらず、戦局は必ずしも好転していない。世界の大勢を見ると、これもまた我が国に利がない。
さらにこれに加えて、敵は新たな残虐な爆弾(原子爆弾)を使用して、何の罪もない国民をしきりに殺傷し、いったいどれだけ被害が生じたかわからないほどである。

このような状況で、なおも交戦を継続することは、我が民族が滅亡するだけではなく、ひいては人類の文明をも破壊させることになるであろう。このようになってしまったら、私はどのようにして愛するわが国民を保持し、我が祖先の神々に謝罪することができようか。

これが、帝国政府に命じ、4カ国が共同提出したポツダム宣言を受諾させた理由である。

私は、帝国と共に終始東亜の解放に協力をしてくれた同じ志を持つ諸国に対し、願いが達成できず残念だという気持ちを伝えねばならない。
帝国国民で、戦場に倒れ、仕事のために命を犠牲にし、心ならずも死んでいった者、及びその遺族の事を考えると、我が身体は張り裂けそうだ。さらに戦勝を負い、 災禍をこうむり、家業を失ったものにどのようにして豊かな生活を取り戻させることができるかということに至っては、私は深く心を痛めている。

思うに、今後我が国が受ける苦難は、もとより尋常なものではない。あなた方国民が真実どんな思いであるかも私はよくわかる。しかし私は、時の運命の赴くところにより、堪え難きを堪え、忍び難きを忍んで、永き将来のために平和をもたらしたいと思う。

私は今ここに国体を護持して、忠義心厚く、善良なあなた方国民の皇室に対する真心に信頼し、常にあなた方と共に存在するのである。感情に任せて様々な事件を起こし、あるいは日本人同士いがみ合い、混乱が生じ、そのために人としての道から外れ、世に信義を失うようなことは、私の最も戒めるところである。国を挙げて、ひとつの家族のようにこの思いを子孫に伝えて、神国日本の不滅を強く信じて、これからの責任重く、先の長い復興の道を思い、総力を将来の我が国の新たなる建設に傾注して、強固な同義しんと、不動の信念を持って、我が国が古来伝えてきた国体の精華を発揮して、世界の進歩、向上に遅れないようにしなければならない。あなた方国民は、天皇である私が今述べた思いを、どうかしっかりと受け止めて、行動してもらいたい。 

※時代を動かした天皇の言葉より抜粋
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この「みことのり」のあと、マッカーサーに呼び出された陛下が発せられた願いにマッカーサーは心動かされたそうです。

「戦争責任はすべて私にあるから、戦犯の追及をやめ、処刑するなら私1人にして他は免訴してほしい。そして国民には責任はないから飢えさせないで欲しい」 

教育でここまで伝えているんだろうか。