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ペスケラ・グラン・レゼルヴァ[1996]/スペイン・リベラデルドゥエロ・赤 |
ワイン評論家ロバート・パーカー氏が「スペインのペトリュスだ!!」と評価して以来瞬く間にスターの座に付いてしまったのが、このペスケラを造るアレハンドロ・フェルナンデス。
彼は20世紀に入りスペインが経済危機に見舞われ、ワインに質がどんどん落ちていきアルコール度数の高いただ重いだけのワインに嫌気がさし、経済的に余裕のあった彼は1972年にリベラ・デル・ドゥエロのペスケーラの地にワイナリーを設立しました。
彼の目指すワインは“酸の効いたワイン”そしてスペインの伝統的なワイン造り、カベルネ・ソーヴィニヨンは使わず原生品種のテンプラーリョ種のみの使用、除梗を行わずコンクリートタンクでの発酵を行います。
しかし近年はもっと良いワインを造ろうという意欲から、ステンレス槽での発酵、除梗、フレンチオークの使用も行っています
フェルナンデスは現在60代半ばという年齢にも関わらず、コンダード・デ・アサ、デェーサ・ラ・グランハ、エル・ビンクロと次々に新プロジェクトを成功させています。
話は戻りますが、フェルナンデスは酸の効いたワインを造る為に酸の強い土壌を探したそうですが、そこからさらに遡ること50年前、フランス・ボルドーのポムロール地区でジャン・ピエール・ムエックスという人物がフェルナンデス同様に酸の強い土壌を探していたそうです。
もちろんこのジャン・ピエール・ムエックス氏こそが現ペトリュースのオーナーです。
良いヴィンテージのみにつくられるワイン、小樽で2年以上、樽熟が最低3年以上の熟成を経ています。
1996年はヤヌスがつくられなかった為、このグラン・レゼルヴァがペスケラの最高級キュヴェになります。
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レルミタ、ウニコに並ぶテルモ・ロドリゲスのアルトス・デ・ランサガ2002(スペイン・赤)750ml |
今スペインワイン界で最も注目を浴びる醸造家テルモ・ロドリゲスは、リオハにあるワイナリー”レメユリ”で、父とともにワイン造りをしてきましたが、意見の相違により、自分自身で行うワイン造りへと進みました。
この時彼が目をつけたのは、スペイン中で顧みられず放っておかれた古木。それを買い取るのではなく、所有者に協力を求め、畑を借りて造ることでした。
この最大のメリットは、全国どこでも、これぞという畑を見い出した時に、
すぐにワイン造りにかかれるということです。テルモは1990年代後半に入って次々とこの方法でワイン造りに着手しました。
このアルトス・ランサガは、テルモがリオハで造るフラッグシップ的存在のワインです。
とくに樹齢の高いぶどう樹からの果汁を樽で発酵、熟成させます。
ブルーベリージャムのような甘い香りに、エキゾチックなスパイス香り。熟した果実の風味の中に繊細な酸味があり、スタイリッシュな味わいが楽しめます。
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アヘッシモ |
アヘッシモの名前が示すとおり、AGE社の最高のワイン。いかにもリオハらしい、ふくよかで芳醇なワインに仕上がっています。