宮崎県を襲った家畜伝染病の口蹄疫。


2010年日本における口蹄疫の流行


↑wikipedia記事リンク↑



今現在の被害は、152,357頭(牛22,438頭、豚129,903頭、山羊8頭、羊8頭)が処分対象となり、必死の対応が続く現地で国の初動に不満も燻ぶる。



JA尾鈴(宮崎県川南町)の関係者は、「消毒薬が国から届いたのは最初の例が判明した4月20日の8日後。もっと早く届けてほしかった」と憤る。



「官僚が指示待ちだ。対応が前に行かない」早い対策を迫った鹿児島県選出の自民党:森山裕・衆院議員は農水省の対応にいら立った。



九州の畜産は、伝統的な自民党の基盤。有力な農水族議員も多い。「農水官僚があえてサボタージュしたのでは」(民主党中堅議員)との声すら上がる。



正副大臣と政務官の政務三役が政策を取り仕切る民主党政権。政治主導の基本は正しいですが、官僚の排除に走って「政治主導」が空回りしている跡が見受けられます。



国家に対して職務を尽くす「吏道」があちこちで揺らいでいます。本来は「官」をいかに使いこなすかを追い求めるべきではないでしょうか。



官僚に操られず、自らの指導力で官僚をうまく操る。そういう「機能する政治主導」に立ち返らない限り、現実に難渋する鳩山政権の突破口は見えてはこないでしょう。



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