言葉のデッサン。

言葉のデッサン。

続かない日記。


後輩の訃報を受けたのが土曜

衝撃とも、悲しみとも違う
やりきれない
落胆の気持ちに
打ちひしがれている

心が塞いで
誰の、どんな言葉も
今は響かない

誰にも話せない
自ら命を絶ってしまった彼女の存在を
軽んじられてしまうような気がして

いや違うか
彼女の話をすることで
自分が彼女のことを軽んじてしまうのではと
恐れているからか

この気持ちのやり場はなく
どこへも吐き出せないのは
辛い

世界がモノクロームの
映画のよう 

誰の声も
水の中のように
くぐもって聞こえる

私は彼女が前から
未遂をしていたのを知っていた

時々食事をしていたが
自分から誘うのが苦手な私を
いつも誘ってくれるのは彼女だった。

ある時、私と会う少し前に
"してしまった"と。

首にタオルをかけて
自撮りしていたりしていて
それをなんとも気軽に
私に見せてきたりして。

そんなものを他人に見せられるのだから
本気ではないと思っていた。

危なっかしいなと思いながら
彼女の行為を強く否定しなかった

他にも2人しか知らない
秘密の話もあったりした

彼女は、受け止めてくれる人を
求めていたと思う

そうやって
時々会っていれば
関わりを断たなければ
大丈夫かなと思っていた

でも彼女は
なんにも言わず
旅立ってしまった

今となっては
真相を知る由もないが

私は、彼女がうっかり
逝ってしまったのではないかと
思っている
未遂に慣れて
油断の末の事故なのではと。

わからない
そう思いたいだけかもしれない

でも、あの時もっと強く
愛をもって
止めていたら良かったんじゃないか
その気持ちは消えない

浮かんでも着地することのない
たら・れば。

あの、少しだけ寂しそうに笑う
可愛らしい笑顔が
もう見られないのかと思うと

本当に本当に
さみしい








宗教勧誘

犬と公園のベンチでくつろいでいたら
前にも話しかけてきた某新興宗教のおばさまに
また勧誘された🤦‍♀️
この公園は私と愛犬の縄張りであると同時に
おばさまの狩り場でもあるらしい

宗教勧誘が苦手なのは
そっち(宗教)側は良くて
こっち側はダメみたいな絶対的な前提があり
相手のことを見て
コミュニケーションする気がないから。

休日の朝、最愛の親友(犬)と共に
ゆるめの服を着て、全ての緊張を解き放ち
ベンチで日光浴をしている私は最高に幸せで
新興宗教にのめり込む余白など
1㍉もないはずなのだが

おばさま視点で見ると
祝日の朝っぱらから小汚い格好をした茶髪の女が
犬と一緒にベンチでボサーっとしている。
きっと独身で彼氏もおらず
GWいくところもなく、不幸に違いない。
もしかしたら貯金だけは溜め込んでいるかもしれない。これは救え(イケ)る!!

くらいに思えたんだろうか

おばさま...見誤ったな!
茶髪しか合ってないから(笑)

ここで狩りをするなら
もっと観察力養ったほうがいいよ!

ちなみに
私、絵画教室やってるんですけど
デッサンは観察力が養えますよ〜^^
よかったら遊びに来てみませんか?😎



朝ご飯も食べずに
"食べるいりこ"をポリポリ食べている。

カルシウムカルシウム〜♪などと
思っていたんだけれど

ふと、つまみ上げた3匹のいりこと目が合った。

う....

先日久しぶりに見たアニメーション映画
「ファンタスティック・プラネット」
(ルネ・ラルー監督)

を観たからだろうか。

それとも
いりこを食べながら
フランツ・リストのなんか不穏な雰囲気の曲
(曲目不明)を聴いていたからだろうか。

自分が巨人で、小さないりこをつまみあげ
無惨にも食い殺しているような

そんな気持ちになってしまって
ふいに手が止まった。

そして食卓テーブルを見やると
いりこたちが詰められた透明な
包装の袋の中のプラスチック・トレーには
身体からちぎれて
頭だけになって干からびたいりこたちが
一斉にこちらに、虚な視線をむけている。

なんと、なんと恐ろしい光景なのだろう...!!


(ちょっとまて。
ものごとは正確に伝えなければいけない。
このいりこたちは、
"頭だけになって干からびた"のではなく
干されてカラカラになったので
袋の中で頭がとれたのである
首を落とされ虐殺されたかのような
印象操作的な書き方はよくない。)


私が、ある程度本気で精神を病んでいたら
この光景におそれおののいて
精神錯乱の異常をきたしていたかもしれない。

が、私は狂人にはなれないのである。

いりこが旨くて手が止まらない。

ポリポリポリポリ....

水だけで炊き上げられ
カリッと干されたいりこは
食感も、旨みも、塩分もちょうどよく
お茶うけにばつぐんなのである。

まるまる太ったイワシになれずに
こんな非業な運命を辿ったからには
とれた頭までもきれいにぜーんぶ
食べてあげることが
愚かで罪深い人間にできる
唯一の慰めではないだろうか。

私はそう思って
とれた頭も一つ残らず集め
手のひらにちょっとした
"いりこの首塚"ができあがったところで
ぽこーんとお口の中に
放り込んだのである。

しょりしょりしょり...

「ん...春はやっぱり苦味だな。」

やはり私は
狂人にはなれないのである。




(久しぶりに書いたブログがこれかよ)


おわり




始まりました。

廻/帰 展。


初日、二日目と

早々に足を運んで下さった皆様

ありがとうございました。


本日18日は、お休みを取っています。

会期が始まってもバタバタと動き回っていたので

ようやくひと息、という感じです。


隠しきれない色気と疲労が

限界突破し、身体からあふれてしまって

いるようで、初日は帰りに

頂き物のプリンを抱えたまま

美術館前の段差につまずき

「うわぁーー!」と言いながら派手に転んだり

(プリンと前歯は死守しました)


2日目は帰りに逆方向の電車に乗ってしまい

起きていたのにまったく気づかないなど

毎日なにかしらやらかしています


(あれっ、色気の要素が一個もなかったわ滝汗)


ですが、このコロナ禍に

わざわざ足を運んで

見にきてくださる方がいることに

本当に嬉しさでいっぱいで


美術館の中にいる間は

不思議なチカラがみなぎってきて

疲れていることを忘れちゃいます愛飛び出すハート

(不思議なチカラは、会場の外には

持ち出せないようです...イテテ...)


私の作品も大喜多さんの作品も

大きいものがどーんと会場中央を

占めているので

自分自身も、あらためてじっくり

それぞれの絵に向き合っています。


それから

声を大にして言いたいのは

大喜多さんの約120号の油絵

ほんとに良いんですよ...🥺

是非見てください。


私は特に、緑の画面「涯際」が好きで。

2日目の昨日、タイトルや

その背景の話を聞いて

ますますその想いの強さを感じ

心が揺さぶられた時の

どうにもやり場のない気持ちを

画面にぶつけた感じ、絵の具のやりとりに

思いが乗って

胸を打っていたのだなとわかり

あらためて感動しています。


一緒に展示できて本当に嬉しいラブ

大喜多さんありがとうと

絵の前に立って毎日思っています。


一方、私の作品は

巨大な絵本の1ページのような感じの

作品で、絵画的な巧さ

絵の具のやりとりの面白さなどは

正直ありません。

見る人によっては、大きいばかりで

つまらないかもしれません真顔


ですが、この先へ進んでいくために

必要なものは揃ってきたな...という

自負の持てる、少なくとも

恥じることのない作品を出しました。


いろいろな感想やご意見を頂けることが

とても嬉しいです。

「そんなふうに感じるのかぁ」という

新鮮な驚きがあるのは

やはり作品をみてもらわなければ

味わえない愉しさですね( ᵕᴗᵕ )


2人とも全然違う作品なので

たくさんの方に、見てほしいです。


お盆休みも終わり、平日は人の流れも緩やかになると思うので

ぜひゆっくりご堪能くださると幸いです。








暑中お見舞い申し上げます。


久しぶりに関東圏で

展覧会を開催します。


場所は北浦和にある

埼玉県立近代美術館

一般展示室。


(抽選して借りられるスペースです)


そして

個展並みの規模での2人展。


しっかり時間をとって

準備するつもりでしたが

もう、今月会期が始まります。

ひぇーーー。


私は、最大120号(s60の組作品)

のアクリル画や

段ボールに描いたような

ドローイング作品を

展示します。


一緒に展示をする

大喜多憧子さんは

武蔵美出身。

美術予備校の後輩で

油絵作品を出品します。


彼女の作品の

己に向き合う姿勢のようなものが

画面に現れているのがとても好きで

私から声をかけました。


絵のタイプはまったく違う2人ですが

底流にあるものには

通じるものがあるなと感じています。


彼女もまた最大f120号の

大型作品から

小作品まで展示をします。




それにしても

時が経つのは

はやいもんですねぇ。(遠い目)


10年間も、大所帯のグループ展の

運営ばかりやってきたので


ちょっと燃え尽き症候群というか


展示をやるということが

面倒臭くて仕方ないと感じてしまう

そんな時期もありました。


自分の作品はいつも後回しになり

展示してから

自分の絵の前でがっかりするのが

当たり前のようになっているところが

あったので

展覧会アレルギーみたいに

一時的になっていたというか。


(全ては自分の計画性のなさや

先延ばし癖が原因なのであって

グループ展のせいにするのは

お門違いですが)


その点今回はとても気が楽です。

というより

相変らず作品づくりは苦しいところも

ありつつ

そのほぼ全ては

制作に関する苦しみなので


じっくりじっくりと味わうことができ

むしろ幸福感すらあります。


「へへっ、、、?

こんなにゆっくり描いてても

いいんですか?へへっ

…うわっ失敗した。

へへっ、じゃあいったん壊してやり直そう…(ニヤニヤ)」


みたいな 


行きつ戻りつ

こねくり回しているのが

また愉しくもあり。


ちょっと

絵を描く変態

みたいになっています。


絵を描いていなかったら

ただの変態ですね☺️



この夏コロナが思っていた以上に

再拡大しているので

あまり大きな声で

観にきてくださいと言えないのが

もどかしいですが


お近くにお立ち寄りの際は

ぜひ

ご高覧いただけると嬉しいです。



感謝を込めて。


ネモトサトコ



*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*:。∞。:*:.*.:* 


廻/帰 

-大喜多憧子・ネモトサトコ2人展-


◾️日程

816()828()

10:0017:30 (入場17:00まで)


◾️会場

埼玉県立近代美術館

B1一般展示室4(入場無料)


⚠️会期中休廊日:

18()22()24()


330–0061

埼玉県さいたま市浦和区常磐9–30–1


JR京浜東北線北浦和駅西口より徒歩3分(北浦和公園内)


施設の都合上、生花を飾ることができないためお祝い花は辞退させていただきます。






まりももアトリエで気ままにゴロゴロしています。

どこにいるか、わかるかな?