ここは八幡神社前バス停、埼玉県蓮田市上平野719です。

八幡神社前バス停

と、言われてもどこだかよくはわからないですね。
大宮のちょい北、東北新幹線と上越新幹線の間にあって、最寄り駅は埼玉新都市交通ニューシャトル内宿駅で、その距離1.5Kmくらい、JRだと白岡か桶川で5Kmくらいです。

そのバス停にやって来たのが朝日バス、蓮田駅西口行きです。

朝日バスHS01系統

蓮田駅西口へのバスは4系統あって、HS01は菖蒲車庫まで、HS02はその途中の丸山まで、HS03は更にその途中のこの八幡神社前までです。
のこりのHS04は更に途中から分岐して埼玉県民活動総合センター寄りの伊奈学園までです。
ちなみに県活センターからは上尾行のバスもあります。詳しくは朝日バスのホームページを見てください。(下の方に路線図や時刻表があります)

八幡神社前から乗り込んだのは私ひとり。このバスは丸谷始発なので先客が4人ほど乗っていました。

ガラガラのバスは埼玉県道77号を淡々と走ります。
辺りは畑混じりの住宅地です。でも県活付近の新興住宅地みたいではなく、古くからの集落です。
でも5分ほど走ってバス停名に「閏戸」が付き始めるとしだに畑地は少なくなって工場が目立つようになってきました。
それに伴い乗ってくる人もポツポツと。

ところで、この「閏戸」という地名、どういう意味なんでしょう。
「閏」に「さんずい」が付いて「潤」ですと「水が出る土地」という感じですね。それに「戸」が続いていますが「戸」は「谷戸」(湿った谷間)でも使われますから、元々は「潤」だったのがいつの間にか「さんずい」が取れてしまったのかな?「閏戸湿気」なんて地区もあるし、そもそも「蓮田市」だもんね。
でも「谷戸」というには平らすぎるんですよね。
と、なるとやはり元々「閏」で余計な扉、裏街道への分岐点でもあったのかな?

やがて閏戸交差点で立派な2車線の道にぶち当たりました。日光から足尾を回って東京を目指す国道122号です。
バスはそこを右折してバイパスに入り快走し始めました。

閏戸交差点

が、ほんのちょっとだけ走ったら右へ枝分かれするような片側1車線の道に入っちゃいます。
この道は国道122号の旧道です。
その関戸南交差点ではバイパスに合流しようとするバスとすれ違いました。

朝日バス

先ほど目の前で出て行ってしまったバスが折り返してきたのかな?

沿線はやはり古くからっぽい住宅地です。
その辺りの地区名は足利。
「あしかが」じゃありません。「たり」です。
ちなみに国道122号は栃木県内ではぎりぎりで足利市を通らないです。

その先で東北新幹線をくぐったら、

朝日バスHS01車窓

関山で埼玉県道3号と交差。

朝日バスHS01車窓

ここは直進してそのまま進みます。

周りの建物が込み合ってきました。
乗り込むお客さんも増えてきて、席が埋まります。

そしてそれまで全く目にしなかった高い建物を、

朝日バスHS01車窓

回り込んで、終点蓮田駅西口に到着です。

朝日バス蓮田駅西口

距離にして約7Kmを25分で430円。
バス旅番組だったら沿線風景は映されず車内の会話だけで済まされてしまうんだろうな~、という感じの路線でした。

バスを降りたら宇都宮線に乗り換え、ではなくて改札前を素通りして東口に向かいます。

蓮田駅東口