もう1回だけ、ラルフの東大病院行きの話を書こうかな。

実は問診のときに正確に答えられていないことがある。
「(かかりつけの)獣医さんはなんと言っていますか?」
これねぇ・・・・。
細胞診の結果は無視できないが、
リンパ腫とは違うんじゃないかというのが院長先生。
細胞診してそうじゃないなら、白でいいと思う。
だけど、やったら余計に灰色になっちゃった、というのが内科専攻獣医さん。
リンパ腫であるとは断定できていませんが、
これからの治療についてあれこれ説明してくださったのが、新人獣医さん。
ってことは・・・。
リンパ腫と判定できてはいませんが、
リンパ腫の治療についての説明は受けてきました、ってところかしら?

人間であっても、リンパ腫って診断が出たら、
どうしても動揺しますでしょ?
治療方法はいくつかあるにしても、
どうすれば確実に治る、じゃなくて、
どれかしらは当たるでしょう、だから。

だからね。
段々リンパ腫の方向へ傾いていくのが
母ちゃんは不安だったのですよ。
本当にリンパ腫と断定できるなら、
治療は早くから始めたほうが、当たるであろうどれかしらに
行き着く可能性は高くなるでしょうから。
ただ、抗がん治療って、リスクもあるから、
見切り発車で母ちゃんははじめたくなかった。
そう、新人獣医さんがあれこれ治療方法を提示されたときに
母ちゃんは自分との不安とも戦っていたのですよ。

セカンドオピニオン

本当に必要な治療だったらいいけど、
リスクを犯してまで、見切り発車で抗がん治療を始めるのか?って。
今だからここまでまとまりましたけどね。
診察室の中では、だんだんわけわからなくなる母ちゃんがいました。
院長先生は病院の動物って、猫と犬と飼っていらっしゃるので
まだ飼い主目線は理解できていると思います。
内科専攻獣医さんは、多分そのサイズのものは飼ったことがない。
だけど、飼い主目線で説明をすることを常に心がけている。
新人獣医さんはここがまだ不足しているってところかしら。

今回、父ちゃんがほとんど診察に絡んでなくて
母ちゃんは助かりました。
父ちゃんが絡むと、こういう場合ややこしくなるので。
リンパ腫だったらどうしよう????
でぐるぐるした挙句、何でもいいから飛びついちゃう傾向があるから。
しかも待てない。
時間の経過を見ないと、リンパ節が腫れてくるかどうかなんて
わからないのに、ちゃっちゃと決着をつけたがる。
自分と向き合うだけでも、診察室の中ではしんどいのに、
ちゃちゃ入れてくるのを引き止めつつ、
方向を決めるって、大変なんですよ。
何度かあったけど。

父ちゃん?
今後こういう場合、できるだけ母ちゃん一人で病院に行くから。
報告は必ずするし、隠し事はしないけど、
何でもいいから飛びつくのは、嫌だからね。

さて。
木曜にはまた、ラルフを連れて行くわけだ。
ラルフの治療方針は決まったからいいとして、
ミロロをそろそろ何とかしないとな。
細胞診の予約を取ってくることになるかな。
どうだろう。