市川市生涯学習センター2Fグリーンスタジオでの
漱石『夢十夜』~十人で語る十夜の夢~

ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。
ご挨拶が遅れまして申し訳ありませんでした。

...

12時の回、15時の回とも、
大勢のお客様に観て頂けて、
こんなに嬉しいことはありません。

もう少し演出を付けたかった部分もありましたが、
今はこれが精一杯、とも思います。

 

出演者全員が照明、音響などのオペレーションスタッフを兼ねて、
小屋付きの照明さん、音響さんのご協力を頂いての2公演でした。

それぞれの持ち味を活かしながら、
「漱石が語る漱石の物語」という一つの流れを作る事が、演出上の課題でした。
個性を押し出す箇所
個性を抑えて語りを活かす箇所
語り口の違いをはっきりさせて、
漱石の書いた文体を活かしつつ、
最後には一つの流れが見えてくるように作れれば・・

 

なおかつ、
舞台上の動きと、照明と、音で、
ひとつひとつの物語に少しずつ違いを付けてゆくと、
飽きずに最後まで見て頂けるかな、と、
そう思いながら考えていった照明、音プランでした。
出演とスタッフを兼ねることはとても大変でしたが、
最後のカーテンコールでみなさんに拍手を頂けたことで、
すべての苦労が報われたのではないかと思っています。

 

ゲストで出演してくださった師匠の古屋さん、
第七夜の降板で出演者を探し回っていた時に、快く出演を引き受けて下さった、俳優の河崎さん、
本当にありがとうございました。