春の日差しも


蝶の羽ばたきも知らない


けれど


十二月の


風の音色なら知っている





窓越しの光を受けて 


清らかに


やわらかく微笑む





あなたがそこにいるだけで


こんなにも あかるい冬の朝


昨日 うまく笑えなかったことなど忘れて


かけがえのない 


今日を はじめようと思う