一歩一歩、うろうろに出かける準備を始めているのだけど・・
ちーっとも進みません。
こりゃきっとギリギリでバッタバタ動くのだろうなあ。
スタート地、出発日が決定しました。
マタタビに書きましたのでよかったら見てみて下さい~~
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最初からはコチラ
当日の朝10時過ぎに、湯の峰温泉の宿を片っ端から電話をかけて見つけた民宿に泊まる事になったマヒメとあたい。
温泉民宿 小栗屋
玄関先に
足湯もあるのだ!!
案内された部屋はなんだか・・まるで
駆け落ち中に泊まるような雰囲気を醸し出している。
親に一緒になることを反対された2人は、手と手を取り合い住み慣れた街を飛び出すのであった。
行き先なんてわからない。
繋いだ手を離さずに
遠くへ、遠くへ
自分達のことを誰も知らない所へ
どれだけ電車を乗り継いだだろう。
バスに揺られて辿り着いたこの地は、山の中の小さな小さな温泉郷
「ずっと、こうしていられたらいいね」
僕の顔を見ずに、ゆっくりと話すキミ。
「・・そうだね、ずっとこうしていたいね」
僕は、ゆっくりと答えた。
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あ、あの・・妄想列車が爆走中なんですけど
どうすればいいですか。
特急列車なので停車駅が少なくてさ。笑
話がさっぱり前に進まないよう。
自業自得
まるで駆け落ちな部屋で、持ち込んだビールをぐっぐ飲む。
宿の方々はとても親切で、快く持ち込んだビールを冷やしてくれた。
ペロッペロになったところで夜ゴハン
山の物がどんどん出てくる。
日本酒を頼む。
刺身こんにゃくに、鮎の甘露煮
頭もほろり
温泉で煮ているんだって
温泉湯豆腐
とてもやさしいおかずがずらりと並んで、ご満悦。
あー山の中に泊まっているのだなーと、食べ物から感じる。
体の中から元気になるゴハンで、素朴なんだけどしみじみ美味しい。
一気に機嫌が良くなるあたいら。
「うまい!うまい!うまい!」
「酒が止まらない!米が止まらない!!」
周りの客で一番最後まで飲み食いしていた。
だって、止まらないんだもの。笑
その後部屋で軽く飲んで、翌朝・・
本当は早起きして朝風呂しようと思っていたのだが・・
(ここの宿には温泉があります)
寝坊したので、朝ごはんを食べてから入ることに
小鉢が一杯のゴハンって幸せを感じる。
温泉茶粥
食べすぎ、飲みすぎのあたいの胃にすうっと染み入った。
和歌山では茶粥をよく朝に食べるそうだ。
でも、ここ湯の峰温泉の茶粥は特別なのだ。
毎年熊野本宮大社のお祭りの前に神宮らがここの温泉に浸かって身を清め、その後にこの温泉茶粥で体の中から身を清めるのだそうだ。
てことは、あたいったら
外側からも内側からも身を清めた状態になったわけ。
今思えば、それからお参りに行けばよかったのだろうけど・・笑
宿のご主人に、元々熊野本宮があった場所に行くことを薦められたので、折角なので行ってみることにした。
ここは大斎原(おおゆのはら)というところ
川の中州にあって、明治の洪水で流されてしまったそうだ。
でもお祭りのメイン会場はいまだにここなのだそうだ。
もちろんしつこく旅行安全祈願。
「帰りは高速でなく、奈良を通って帰ってみようか」
つづく・・