

でも、実はその質問、答えるのがすごく難しい




たぶん、こういう答えが一番簡単な答えだと思うけど、結局こう答えてもどういうことなのかを説明しなければいけないので、いつもはアメリカ人と答えたりハンガリー人と答えたり、はぐらかしてしまいます。
でも、今日はせっかくなのでブログでぜんぶ説明しようと思います!
長くなるよ!
おじいちゃんの代のときに、私たちの家族はハンガリーを出てきました。


おじいちゃんは本を書いたり演説をしたりして、戦争に反対するおおぜいの人たちに影響を与えていたので何回も捕まったり釈放されたりしていました。
また捕まるだろうと思っていたとき、友達の一人が「今回は捕まるだけじゃ済まない」とおじいちゃんにこっそり教えてくれました。

それを聞いたおじいちゃんは、国外に亡命する決心をしました。





これが私の家族のストーリー。
ね?説明するのが大変でしょ?




私のお母さんは同じくヨーロッパにルーツを持っているけれど、ネイティブアメリカンにもルーツを持っているおばあちゃんがいます

そういうわけなので、私は、カナダ生まれのハンガリー系カナダ人だったけど今はカナダ生まれのカナダ人だったハンガリー系アメリカ人のお父さんと、ヨーロッパにルーツを持っているけどネイティブアメリカンの血も入っているお母さんとの間に生まれた、アメリカ生まれのハンガリー系いろいろミックスアメリカ人、ということになります。
でも、それだけで話が済まないので、大変です。
それは、お父さんの仕事の関係で、私が完全にアメリカ育ちではないから

私は小さい頃からいろいろな国を転々としてきたんだけど、たとえば、私が高校生のときは、1年生のときにハンガリー、2年生のときにアメリカ、3年生のときはオーストリア、4年生のときはイギリスで過ごしました

だから、普通のアメリカ生まれのアメリカ人とは育った環境がぜんぜん違っていて、国籍はたしかにアメリカなんだけど、はっきり自分はアメリカ人だ!という感覚があんまりないんです。
私の家族は今でもハンガリーの心を大事にしていて、私は自分をアメリカ人というよりもハンガリー人だと思っています。
家族のほとんどはハンガリー語を話せるし、4年に一度くらいの頻度で家族で集まって、ハンガリーの話やハンガリーの服を着てハンガリーの料理を作って一緒に時間を過ごしています。
今困ってるのは、今までで一番長くいた場所が日本になっちゃったこと!
これからまた説明が難しくなりそうで心配です!

家族の集まりのときに、ハンガリーの民族衣装を着て仲良く記念撮影
