ご機嫌麗しゅう。3連休?なに、それ?美味しいの?そんなお休みナッシング真っ最中、猫木でありまする☆



逃げろっ!朝からへん◯医だ!!
((((((((((((((((スタタタタタッ ヘ(* - -)ノ




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やわらかく笑ってくれるようになっていたのに。
少しづつ……紅茶色の瞳が蓮から逸れて泳がなくなって、俯いて黒髪で隠されてしまうけれど、小さくはにかむように笑ってみせてくれるようになっていたのに。
もう、キョーコは蓮には笑ってはくれないのだろうと考えると胸が酷く、軋む。
でも、それでも…………




「……つ、るが先生、ここは……?」
見知らぬ部屋で目覚めたばかり、戸惑いと混乱を含んだ声と怯えを浮かべたキョーコの瞳。
どこかでキョーコを怯えさせる仄暗い瞳で、眼を見張る程の秀麗な顔に優しげな笑みを浮かべたキョーコは主治医は答えたのだ。
「ここ?キョーコちゃんの部屋だよ。」
当然のことのように、そう。
「わ、たしの……へや?」
訳がわからないと、そう顔にくっきりと浮かばせたキョーコ。白衣を着た蓮の姿からここがキョーコの入院先の病院の一室だと予測はつくが、病室にしては広い室内。
いつもとはまったく違ってしまった蓮の気配に、まるで気を逸らせば恐ろしい事がはじまかのように蓮から視線を外せずにいたキョーコ。
だが、彼女は気付く。自分の首に嵌った細い首輪とそれに繋がる銀色の鎖に。
「なに、これ……やっ!いやっ!?」
拘束するその首輪を外そうとキョーコの手が首輪へと伸びるが、カシカシと鍵穴の上に指をが滑るばかり。
「鍵がないと外せないよ。大丈夫、ほらあっちのレストルームとバスには届く長さにしてあるから。窓とドアには届かないけどね……」
狼狽するキョーコとは裏腹に、諭すような落ち着いた低い声と指差す長い人差し指が示して教えた先には、キョーコと蓮のいるベッドから斜め向かいにある車椅子でも利用出来るようにであろうスイングドア。
「な、んで……どうして?」
茫然と震えるキョーコの唇から零れ落ちた疑問へ、蓮はようやっと答えた。
「だって、それがなかったらキョーコちゃん出て行ってしまうだろう?…………ここに閉じ込めたのにさ」
キョーコの首輪と鎖に舐めるように視線を這わせながらにこやかな笑みを乗せたままで、平然とそう。
そして、キョーコの黒髪へと手を伸ばす。
「やっ!……いやっ!!」
髪を撫でようとする蓮の手からキョーコが逃げようと身を返すよりも速く、蓮が動いた。
細いキョーコの肩をベッドの白いシーツの上へと押し倒す。けれどまるで、宝物でも扱っているかのように優しく。
「この部屋、防音効いてるから……叫んでもキョーコちゃんが疲れるだけだよ。」
キョーコが見上げた視界に映るのは、クスクスと、楽しげに薄く笑ってシーツに散ったキョーコの髪に指を絡めて撫でている主治医の顔。
だけど、銀縁の眼鏡のその奥に光るのはキョーコの見た事のない欲にギラつくような餓えた男の眼。
「っ!……やだ!先生、嫌っ!!」
本能的な恐怖に突き動かされるようにキョーコの手が、目の前を塞ぐ白衣の胸を叩く。だけど、キョーコがいくら叩いても押し退けようと踠いてもビクともしない。
そんなキョーコの抗いを嘲笑うみたいに、キョーコに跨っただけで易々とその痩身をシーツに縫い付けた蓮は絡み取った獲物を弄ぶようにゆっくりと距離を詰めてキョーコへと覆い被さる。
「いやです、やめてっ………………ショーちゃん」
追い詰められたキョーコが零した幼馴染を呼ぶ声。
「ぐっ!……っ、ごほっ…」
思わず、キョーコのその声に弾かれたように遮るように蓮の手に強く引かれた鎖。
首輪に気道を圧迫されて咳き込むキョーコを、より一層冷え冷えと仄暗く燻らせた瞳で見降ろす蓮。
苦しげなキョーコを労わるように頬を撫でる大きな暖かい手。まるでいとけない幼な子に言い聞かせるように、酷く優しげで……けれど、有無を言わせぬ濡れたように潜めた声が囁くようにキョーコへと、告げた。





「もう2度と、その名前を呼んじゃ駄目だよ、キョーコちゃん。優しく……してあげられなくなるから」





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ひぃ。(;°皿°)




| 壁 |д・)
つ……次、限定行く、かも?たぶん。
大丈夫っすか???←聞くな




↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。


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