猫木の変な挑戦『いろんな敦賀さんを書いてみよう。』
困惑混沌の朝。から派生する続きのひとつとなっております。


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愛を拒絶した私に恋を教えてくれたひと。
彼は………罪作りだと、そう知っていた筈なのに。



さらっと額に流れる黒髪が作り出す影が滑らかな肌の上にコントラストを描いている。その中毒性の高い黒髪に指を通した事がある。
伏せられた長い睫毛、その下にある瞳が深い黒を抱いているの知ってる。その優しい眼差しは万民を魅了するけど、怒りに凍り付きそうなほど鋭くなったりする事さえ。
高い鼻梁と形の良い蠱惑的な唇。
その唇の甘さと………その恐ろしいほどの毒を味わったのはほんの数時間前。


綺麗なひとだって思うの。
このひとはいつだってとても綺麗。
春の陽射しのようにあたたかくふわりと微笑んでいても
冷たい闇に沈むまいとひとり踠いていても
たいせつなひとを胸に想い切なげに歪んでいても
本能のまま、眉を寄せて息を荒げて欲に溺れていても
こんな不釣り合いな小さな私のシングルベッドで窮屈そうに、ただ眠っていても
とても綺麗で
とてもとても………酷い男。



酷い酷い男。
彼が望むなら………ほんの一夜であろうとその戯れを受けたいと誰もが願うのかもしれない。
きっと、そんなふうに簡単に安易にお手軽に手に入ってしまうから………
だから、このひとは………
知っていたつもりだった、彼の隠れた本性。
でも、どこかがっかりしながら悲しいと思いながらも………安心していた。
彼は言ってたもの。
泣かれると困るから
私には
何もしない………って。





泣いたってどうにもならないって、知ってる。
困らせて、厭われるだけ。
だから………泣いたりしない。


だけど………
祝福も出来ない不義理な恋を教えてくれたひと。


私から告げましょう。
あなたに警告を。


3、2、1
私の中で拍子木が打ち鳴らされる。


アクション



私は勢いよく腕を振り上げ、眠るあなたへと振り下ろす。




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動きがなーい。蓮さん寝てるだけ。
キョコさんの独白?
安心してくだされ、2話構成のつもりだよー。
( ´ ▽ ` )ノ


ただ、こっからどこに行こうかはっしりしてやないけんど!!
大問題☆
((((;゚Д゚)))))))


さーて、どこに向かおうか?



↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。


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