猫木の変な挑戦『いろんな敦賀さんを書いてみよう。』
困惑混沌の朝。から派生する続きのひとつとなっております。


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目が回りそうです。



目の前の硬く逞しい胸にぺっとりとくっつけられて、力強い腕に巻き付かれてホールドされるみたいにぎゅうぎゅうに抱き込まれてるから身動きひとつ出来ない。
お互いが生まれたままの姿で触れ合っているから、密かな恋心を隠していた尊敬する先輩な彼の肌はその杜撰な食生活による栄養状態が嘘みたいになめらかなであたたかいし、その香りは相変わらずに私の心拍数を跳ね上げ酔わせる毒みたいなモノを含んでるみたいで気を抜くとうっとりと癒されてしまいそう。
その芸能界一イイ男な敦賀さんが、耳触りの良い魅惑の低音で………
なんだかよくわからない二択を迫ってくる。
礼儀にうるさいこの方には珍しい事に朝の挨拶さえなく、質問ラッシュで尋問されています。


「場所は………アメリカと日本どっちがいい?」
「着物とドレスどっちにする?」
「派手と地味どっちにしようか?」
とかのよくわからない二択。
そんなことより離してくださいとか、質問の意味がわかりませんなんて私の訴えをキラキラと輝く笑顔で圧力をかけて黙らせながら。
その至近距離での笑顔のプレッシャーに負けて、よくわからないままに二択から選んで答えると
「日本か………あの人たちをどうするかが問題だな。」
「ドレスね。うーん、どっちも似合うだろうからなぁ。どうせだから2回やろうかな………」
「派手ね、了解。大丈夫だよ、そこそこ持ってるからね。」
なんて、本当にこれまたよくわからないことをぶつぶつとつぶやいている。


頭の上にクエッションマークをいくつも浮かべているだろう、私を見て敦賀さんがまた聞いてきた。
「男の子と女の子どっちがいいかな?」
抱き寄せた腕をしゅるりとほどき、私のおなかを撫でながら………
「俺は、出来たら一人目はキョーコちゃんに良く似た女の子がいいな。」
などと、にっこりと笑みを深めて。
そこまで至って漸く、目の前の方が何を指して言っているのかひとつ理解出来た。出来てしまった。
「は?……え?えぇぇぇー!?」
思わずにあげた悲鳴に敦賀さんが顔を顰める。
「何をそんな驚いてるのかな?君と俺は20代の健康的な男女で、俺は避:妊した覚えはないしゴムなんて持ってなかった。キョーコちゃんは持ってるの?避:妊具。」
と、そうすごむように言われて所持したことなどない私は首を左右にブンブンと勢い良く降る。
目の前でにんやりと目を細めた敦賀さんは、「良かったね?」なんて何故かそんな事を言いながら私の頭を撫でる。
「それにキョーコちゃん、この前のが終わってからだいたい2週間くらいでしょ?キョーコちゃん28日周期だから黄体期あたりで一番、できやすいころだね?俺の方は大丈夫。執念深いからね、きっと辿り着いてるよ。
なんでそんなプライベート極まりない恐ろしい事を貴方が知ってらっしゃるんでしょうか?
執念?………そもそも、なんでこのひとはそんなにも嬉しそうなのだろうか?
あぁ、ほんと目が回りそう。



そんな私に、敦賀さんがさらなる二択を迫る。
「髪の色はどっちがいいかな?キョーコちゃんは、どっちいい?こっちとこっち?」
と、そう言いながら敦賀さんが示したのは、さらさらと柔らかくて指通りのよいそのぬばたまの黒髪と………………シーツをめくり上げて見せた一糸纏わぬ彼の下半身のそこの色で



もう、本当にわけがわからないと目をぐるぐるとさせる私を抱き寄せた彼は、
「キョーコちゃんは安心して俺と日本できらきらお姫様ドレスな派手婚をあげて、子どもを産むんだよ。大丈夫、大事に大事にするからね?」
そんな事をこの上なくご機嫌に宣告してくるのだった。




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ⅠⅠⅠ(O▽O)
自分で書いといてなんだが、こんな蓮さんやだなー。


そして、猫木はいつまでこのよくわからない朝をこねくりまわすつもりなんざましょうか?笑



あ、密かに↓お礼ページの中身入れ替えました。よくわからない読みにくいポエムが2つ入っててランダムで出てくるらしいっす。
↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。


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