吐き出して満足するはずだった恐ろしい妄想………意外と受け入れられてるみたいだし気になるって言ってくださる方もいたので、ちょっといろいろ考えて書いてみることにしてみました。




どえむ?な蓮さんが大丈夫な方は↓へ。







ほんとに大丈夫?
壁|д')







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どこにでもいる普通の女の子。
写真を見た時にまずそう思い
迷子の猫みたいだ。
はじめて会った時にはそう思った。




うちの謎なオーナーは、どこのどんなツテを使ったんだかわからないけど、この女の子のざっくりとした生い立ちまで書いてあるレポートを寄越してきた。
不幸のどん底………そんな表現がぴったりくるような現状。
幼なじみの男に騙されるみたいに故郷から出てきて、なんにも聞かされないままに気付けば職なし家なしおまけに借金持ち。
頼る先の親も幼い頃からネグレクトに近い疎遠なもので………さらに怪しい大男がストーカーときたもんだ。
ちょっと手を差し伸べたくなるってもんだろ?



彼女が背負わされた負債だって、それが彼女の合意の上でも物でなければ本来の負債者の元へ向かうべきだよな。
なによりちょっとタチの悪い系の所からの貸付だったみたいで、現状彼女は今にもいかがわしい店へと沈められてしまう危機だ。
保護する意味合いもあって一緒に上がり込んだ蓮の部屋。
何時もとなんだか状態は違ってしまってるけど、蓮は本当に嫌がる女の子をどうにかするようなやつじゃない………と思う。


けど


まさか、必要最低限しか話さなかった蓮がプライベート空間に連れ込んだ途端にあんなこと言うなんて予測も出来なかったんだよ。


「社さん!彼女がっ!!」
蓮が自分の欲望を包み隠しもせず告げた少女は、ふらっとソファーに沈み込むみたいに倒れたまま。
その女の子を抱き締めるように抱えて、今まで見たことないような焦りを見せる蓮。
「蓮、落ち着け!揺らすな!!」
蓮の腕に揺らさられゆさゆさと力なく振れる頭が彼女の意識がここにはないことを物語る。
彼女の顔を覗き込むと、苦しそうな様子は見受けられず呼吸も正常で、ただ眠ってしまっているみたいに見えた。
蓮くん?熱を見るために少し頬に触れただけで、そんな目で睨むのをやめなさい………怖いから。


「昨日から、いろんなことがあり過ぎて限界だったんだろう。無理もない………蓮、お前が追いつめるから」
「………………」
こいつのコミニケーション不全っぷりは解ってたつもりだけど、ここまで突っ走るなんて思わなかった。
「いつもの似非紳士的なスマートさはどこ行った?普通の女の子にいきなりあんなこと言っても混乱させるだけだってわからなかったのか?」
下唇を噛んで腕の中の女の子にしがみつくみたいに抱き込んだ蓮を見て、あからさまにわかりやすくため息をつくと、出来るだけ冷静な声を意識して言う。
「ゲストルームにベッドあるだろ?キョーコちゃん、たぶん昨日からあんまり休めてない。……疲れてるんだよ、寝かせてあげなよ?」



力なくくったりと眠る肢体の背中と膝裏に腕を添えて、横抱きに抱えた少女を守るみたいに大事そうに運ぶ蓮。
その背中が廊下に消えて行くのを見送る。




お前、その子ならそんないとも簡単に触れる事が出来るんだな。
………それって、ほんとにいじめてもらいたいだけなのか?





誰もいなくなったリビングで
彼女は『特別』なんじゃないだろうか?
そう思った。





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なんとなく視点をころころとかえてみております。


読みにくかったらごめんなさい。
(´Д` )


そして、何気なく見た検索ワードに「SM」とか「緊縛」とかが、ちらほらと………たどり着いた先がこんなんで申し訳ない。笑



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