吐き出して満足するはずだった恐ろしい妄想………意外と受け入れられてるみたいだし気になるって言ってくださる方もいたので、ちょっといろいろ考えて書いてみることにしてみました。
1は吐き出しサンプルとほとんど同じものです。



どえむな蓮さんが大丈夫な方は↓へ。







ほんとに大丈夫?
壁|д')







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なにがどうなってこうなってるんだ!?
頼むから誰か俺に状況を説明してくれ!



職場に出勤していつもの如く裏口から店まで辿り着いた時に女の子の悲鳴が聞こえてきた。
声のした方向に駆けつけて恐る恐る開いた非常階段への扉。
開いたその先にいたのは………



非常階段の鉄柵によくある白いビニール紐で片腕を括り付けられ、うっとりと恍惚の表情を浮かべた………うちの店のNo.1御主人様である敦賀蓮、そのひとだった。




俺の仕事先はちょっと大きな声では言いたくない部類の夜のそれで。
真っ当な前職を持って生まれた呪わしきクラッシャー体質の所為でクビを宣告され、途方に暮れている時にやたらと派手な衣装のうちの怪しげなオーナーに面白いと拾われた先は、『SMクラブLME』。


業界でも老舗の高級店、人間に眠る被虐と嗜虐の欲に直結したその世界………正直ノーマルな俺には理解しがたいことも多々あり過ぎたけど、まぁ俺は働いてるって言っても裏方事務員みたいなもんだしね?
そんなうちの、いやこの業界でも人気No.1な有名Sキャスト。レギュラーキャストでもなくいろいろと制約も多いが、その美貌はもとより蔑ずむ冷たい瞳と圧倒的なそのテクニックで『氷の帝王』とか『しばかれたい男No.1』とかの恥ずかし誇称で呼ばれるその男が………
何故そんな見るからに安物のビニール紐なんかで拘束緊縛されているのか………蓮ならブチ切れて口には出せないようなおぞましい調教で返り討ちにしそうなのに。


「見つけた、俺の………俺だけの」
赤らんだ頬に瞳を潤ませて夜の気配と欲を滲ませるその表情………なんか、こっちまで赤面するからやめてくれないかな?
「蓮、どーしたんだ?………蓮?」
とりあえず、声をかけた。
蓮の売りのひとつでもあるその魅惑のテノールが告げた衝撃。


「社さん………俺、彼女に出逢って、縛ってもらって目覚めました……もっと強く彼女に縛ってもらいたいと………彼女こそ俺の唯一の女王様だと。……彼女になら何をされたって構わない。あぁ、これからの人生のすべてを彼女に跪いて冷たく蔑ずまれ虐げられて生きていきたい………」


はぁぁぁぁ!?
お前、真性のドSなサディストじゃなかったのか!?
なにがどうなってこうなった?


「なにがなんでも俺の………俺だけの女王様になってもらいますよ?」
うっとりとそう宣う男に背筋が凍る思いがする。
「見てください。俺のシンデレラが残してくれたガラスの靴ですよ。」
そう言って握りしめていた手のひらを開いた。
「………ボタン?」
「いえ、社章みたいですよ。」
にっこりと笑ってそれを見る蓮。
いや、シンデレラは女王様じゃないし、王子様を縛って逃げないからな!?
あと、社章は落としたってよりもぎ取ったって感じなんじゃ………



「ふふっ………逃しませんよ?」
うっそりと黒く暗く笑う目の前の男になんの因果か見つかってしまったであろう、その見ず知らずの女の子………
逃げて!超、逃げて!!と、思ってしまった。





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あははは、どえむ蓮さん。
( ´ ▽ ` )ノ



あと、猫木のお仕事ある種の技術系なんで………社章とか縁がないからどんなんかさっぱりですよ。深く考えずになんかキョーコちゃんの居所を探れそうなアイテムを手に入れた!って感じだと思ってください。
あと、SMクラブとか全くの未知の世界なんで実際はどーだか知りませんよ。笑





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