猫木の変な挑戦『いろんな敦賀さんを書いてみよう。』
困惑混沌の朝。から派生する続きのひとつとなっております。
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恍惚とした表情でうっとりと私を見つめる敦賀さん。
「おはよう。俺のキョーコは今日も完璧にかわいいね。」
私の頬に手を添えると、吐息まじりにそう言いはじめた。
「キョーコは後頭部だって撫で回したくなるくらいかわいいけど、やっぱり顔が見れる方が嬉しいね。あぁ！それにしても朝の陽射しの中の君はこの上なく美しくて……儚い夢みたいだ。抱きしめたら消えてしまそうで恐いんだけど、消えてしまったりしないでほしいな…もう、キョーコがいない人生なんて考えられないんだ。」
神々しく微笑んで滔々と語る敦賀さん。そのむず痒くなるような内容が理解出来なくて呆然した私をぎゅーっと抱き寄せる。
「………いっ！」
ありえない場所に痛みが走った。
「痛むんだね……ごめんね。昨日の夜、キョーコがあまりにも魅力的過ぎて手加減出来なかったから……昨日の君は、本当にこの世の物とは思えないくらいにかわいくてかわいくてその上、妖艶に俺を惑わせるから夢中になって溺れてしまったんだ。」
労わるようにふわっと柔らかく抱きしめて背中を撫でる。
「…かわい？………ようえん？」
誰の事でしょうか、それ？な、私を放置して敦賀さんは延々と語っている。
「本当にキョーコ、君はこの世の誰よりもかわいくて綺麗で食べてしまいたいくらいに俺を魅了して俺の心を捕らえては離さないんだ。それに、天使みたいに純真だからいつか悪い馬の骨に騙されて奪われてしまうんじゃないかって気が気じゃないから、もう誰の目も届かないように閉じ込めてしまいたいよ。」
もう、なんだろう？目の前の敦賀さんがよく出来た偽物みたいに思えてきてしまった。
その間にも、胸な手をあててうっとりと歌うように零される続ける賛辞。
「もちろん、俺のキョーコはその綺麗でかわいすぎる外見だけじゃなくって、謙虚で礼儀正しくて、その所作は気品に満ちていて。さらに、努力家で我慢強くて純粋で思い遣りと優しさに満ちていて、そばにいるだけで癒されてあたたかくて……こんな俺でも幸せになれるんだ。手先も信じられないくらい器用だし料理だってプロ並みで、君が作ってくれる料理にだったら俺の壊れた食欲中枢も働いてくれるくらいで………」
誰なんですか？そのハイスペックキョーコさん？
なんでだろう？どこかで前にもこんなことが………この口を挟ませない有無を言わさぬ立て板に水の誉め言葉オンステージ………
「あっ！………そうよ、先生の親馬鹿オンステージとそっくり！！」
と、閃いていたら………
「良くわかったね？そうだね、俺の愛の重さとか愛情表情は父親譲りかもね。」
敦賀さんがケロリとそんな事を仰った。
ちちおやゆずり？？
父親譲り？？
父親！？
先生は敦賀さんの！？
「キョーコは本当に観察眼も素晴らしいからね。その絶対視感は骨レベルで恐怖さえ覚える程だったから…でも、そんなに俺の事を熱烈に視姦するくらい見つめてくれていたのかと思うとそれさえ嬉しいよ。」
驚愕に事態が飲み込めない私と、まだまだ賛辞オンステージな敦賀さん。
「え？え？！敦賀さんが先生の息子さん？」
「そうだよ？あ、父さんと母さんに報告しないといけないね？キョーコが俺のお嫁さんに………ふたりの娘になるって。きっとすごい喜ぶよ、ちょっと……いや、かなり暑苦しいくらいに。あとは、社長にも報告しないとな。………キョーコ、いっそ会見しようか？世界中にキョーコは俺ので俺はキョーコのものって宣言したい。そしたら、少しは安心出来るかもしれない。なにしろ俺のキョーコはかわいさの結晶みたいにかわいくてかわいいから………」
どこまでも私を置き去りにしたままで暴走していく敦賀さんの計画と止まらない誉め殺しなオンステージ。
誰かお願い！夢だって言って！！
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１０つ目の敦賀さんは、これは書いとかないとなって親譲りの暴走蓮さん。
猫木……結構、口説き文句とか告白とかェロとか平気で楽しく書いてたんですけど………
はじめて書いててなんかむず痒いと思いました。
(´Д` )
ちなみに、絶賛オンステージな蓮さんは全裸です。全裸でうっとりオンステージ。
さて、この変な挑戦もこの辺りで一応の一区切りとさせてもらおうかと思います。
１０も書いたら少しはバリエーションかなと思えたので………
お気に召しました変な敦賀さんはいらしたでしょうか？
今のところ反応が一番あったのは詐称する彼。なんで、猫木はみんなどう○い蓮さん好きねー。と、思ってます。笑
まだ、こんな壊蓮さんを書いてねぇじゃねぇかってのがあったら教えてください。
( ´ ▽ ` )ﾉ
