iOS 向けのアプリを作るにあたって、いったいどのバージョンの iOS や端末、言語を重視して作るべきだろうかという疑問は必ず湧いてくる。
いろいろ探した結果、以下のページに2013年5月現在の見事な統計が載せられていた。

Mobile Hardware Statistics (iOS)
http://stats.unity3d.com/mobile/index-ios.html

1. iOS バージョン

iOS 6.1: 77.8%
iOS 6.0: 11.4%
iOS 5.1: 8.0%
iOS 5.0: 1.5%
iOS 4.3: 1.3%
Others: 0.1%

これを見れば iOS 6.0 以上は 89.2%、すなわち約9割とすごいパーセンテージになっている。
Android ではこうはいかないだろうなと思う。
新しく作るアプリは、最低サポートバージョンを 6 にしても、取りこぼしユーザーは10分の1しかないので、問題はないと思われる。

2. iOS 端末

iPhone 5: 14.8%
Phone 4S: 17.7%
iPhone 4: 15.4%
iPhone 3GS: 2.5%

iPad 4: 6.1%
iPad 3: 7.7%
iPad 2: 16.2%

iPad Mini: 5.6%

iPod Touch 5th: 2.4%
iPod Touch 4th: 9.3%

Others: 2.3%


iPhone に限ってみる限り、iPhone 4 以上の Retina ディスプレイデバイスが大半を占めているのが分かる。

3. 国別

United States: 25.2%
China: 11.2%
United Kingdom: 8.7%
Russian Federation: 4.3%
Germany: 3.6%
Japan: 3.3%
Canada: 3.1%
France: 2.9%
Australia: 2.7%
Italy: 2.3%
Others: 32.6%


これを見ると、日本は世界のわずか30分の1しか占めていない
もし、英語をサポートすれば市場はぐんと大きくなる
それにプラスして中国語をサポートすれば、日本の4倍近い大きさの市場がターゲットに入ることになる。

今回調べてみて、改めて驚かされた数値の数々であった。