化学療法もうできません。えっ? | 不良リーマンの気ままな日記 肺がん1Aから3A昇格~再発

不良リーマンの気ままな日記 肺がん1Aから3A昇格~再発

2015年7月(55歳)肺がん右上葉切除。1Aのはずが病理検査の結果3Aに昇進! 
そして、2019年10月の検査で小脳転移。

いつまで続けるかわかりませんが、皆さんのお役にたてるといいですね。それに、自分も励まされてます。

昨日の土曜日の話。

朝の回診で今日は様子見と言われお腹の調子も良かったのでネットで潰瘍性大腸炎とかを勉強してた。

チームナンバー2のM先生登場。

昨日はお疲れ様でしたから始まり、化学療法は中止した方が良い、と。

えっ、延期でなくてもうやめるってことですか?

M先生のポイントは
⚫︎ 下痢7回以上はグレード3で投与を開始できない (大腸内視鏡検査の前は確かに多かった。土曜日は二回のみ)
⚫︎ 下痢の要因として抗がん剤の副作用を排除できない。(消化器のドクターはそういうしかないだろうな。他に明確な要因が見つかれば別だけど)だとすると抗がん剤を継続するのは危険 
⚫︎ そもそもこの治療は「補助」療法であって上乗せ効果は5%から10%もないという認識。

要は、利益とリスクのバランスを考えたらやめた方が良いと。

で、オレはこう思うのだ。
⚫︎ 5年生存率の上乗せは15%だと認識してた。 オレの場合EGFR陰性だから再発後の治療は現時点ではあまり期待できない。(ALKは希少だし、免疫阻害薬を使えるかわからない) だとすると15%の上乗せが妥当であればこれは魅力的な治療だ。
⚫︎ 下痢のリスクは確かに心配。でもリスクの大きさがいまいちつかめないのだ。重篤な下痢になって命の危険にさらされるのか。下痢のための食事制限が続くのか、それは残りの余生続くのか …
⚫︎ そもそも下痢のリスクのために化学療法が使えないなら、再発したらオレはどうしたらいいの?

そんな話に先生は付き合ってくれ、その15%上乗せはどこからですか、って話になった。覚えてないんですよね。ネットで拾った情報をノートにメモった時にソースを書き忘れてしまった。

その日の昼頃、M先生が文献を4本持ってきてくれた。

これ。
{39D206BD-986D-4ACD-86C0-2DC019F580ED:01}

オレもソースをもう一度調べた。わかったのだが同じ文献でも幾つか数字があり、どの結果を見るかは皆同じではないんだよな。

オレが見たのはコレ
{167585AA-737B-4B08-8CD4-3894FEBB1A94:01}

M先生としては15%の上乗せは少し大きすぎるかな、ってことらしい。

いずれにしても月曜退院。月末に消化器と呼吸器のダブル受診。
臨床試験は落第。

お金と時間がダラダラ流れていく…