EU could end China arms embargo early 2011
2011年前半、EUが中国への武器禁輸を解除する可能性
http://www.defencetalk.com/eu-could-end-china-arms-embargo-early-2011-30966/
Defense & Security News ? By Agence France-Presse
2011年1月3日 5:42 am
ブリュッセルの情報筋がフランスの日刊紙であるフィガロの木曜版に語ったところによると、欧州連合は1989年の天安門事件を契機に懲罰として設定された対中国武器禁輸措置を、2011年に解除する可能性があるとされている。
全ての殺人兵器に対する輸出禁止解除は、「非常に迅速に起こるかもしれない」と、EUの外交政策チーフであるキャサリン・アシュトン氏に近い関係者は同紙に述べた。
ブリュッセルのEU外交担当はこの主張について認めることを拒否しているが、12月16~17日に開かれた圏内27か国の指導者を集めた首脳会談において、アシュトン氏は同様の趣旨の主張を、席上で提示された報告書で勧告したと認めている。
アシュトンの報告書には、禁輸措置は欧中間の安全保障と外交協力における『大きな障害』と述べられていた。
「EUは実質的な関係を評価し、前向きな方法を立案するべきである」と、その報告書では結論づけられていた。
しかしながら禁輸措置の解除には、EU加盟国全てによる合意が必要とされる。
スペインは最近になって禁輸措置を解除すべく反対者の説得を試み、また、この問題は1月中旬に開催予定である、EU外相による非公式会談の席上で再浮上することが予想されている。
「我々はこれを検討する」と、外交関係者は述べた。
この問題は北京で開かれた、中欧間の経済及び貿易協力に焦点を置いた対話の後にも再浮上している。その席上では、公開市場における手頃な金利での資金調達に苦闘し、巨額の負債を抱えるユーロ圏経済に対する、中国側提示による支援について話し合われている。
あるEU当局者は、武器禁輸を含む条件について「交換条件や交渉などは全くない」と主張し、「支援と引き替えに譲歩する事は何もない」と強調した。
中国のSong Zhe大使は最近、ヨーロッパの兵器産業が「後れを取っている」と語り、「我々はそれよりも迅速に自国用の兵器を開発する」と主張し、「禁輸にはなんの意味も無い」と述べている。
9月の外相会合で禁輸の条件付解除が議題に上ったとき、欧州各国のこの問題に対する態度は分かれた。
掲げられた条件には、台湾との関係改善、天安門事件に関連する逮捕者への特赦、市民的及び政治的権利に関する国際規約批准に向けた日程の作成などが含まれている。
フィガロ紙はオランダと英国、そしてドイツのある程度の勢力が、それぞれ禁輸措置解除に対する反対を弱めたと伝えた。
しかし別の外交筋によれば、特に英国が合衆国と日本の側に立ち、反対の姿勢をとり続けているとも伝えられている。
1989年6月4日、中国の歩兵と戦車は北京中央の天安門広場において、千には届かないと見られているものの数百は確実と思われる抗議者達を殺し、数週間に及ぶ民主化要求の抗議デモを終了へと追い込んだ。
やー、恥ずかしながら、欧州から中国への武器禁輸措置が天安門事件が原因だっての知りませんでした。ついでに、その解除期限が近づいてるということも。
しかし、これでここんところの中国の欧州支援の理由が、なんとなーく見えてきたような気もします。この辺とか。
■中国・EU、ユーロ危機回避へ協調・財政危機国の国債購入拡大など示唆
http://s.nikkei.com/edyuOP
もちろん、中国には欧州からの資本が投入されており、PIIGSのどれかの破綻がきっかけで欧州全体に恐慌再びなんて事になった場合、中国も甚大なダメージを受ける事が確実って理由もあるとは思うのですが。
さて、実際どう転ぶでしょうかね…去年は民主化運動の劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞し、欧州各国は受賞式典に参加していたはずなのですけど。まさか、記事に上げられてたような条件を中国が受け入れたとして、それを真に受けて禁輸解除なんてないですよね?____
『どんな高邁な理想も銀行の預金残高の前に必敗する』
この新たな実例にならなければいいんですけど。
中国の欧州支援にはこういう裏が…と思った方はクリック!
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2011年前半、EUが中国への武器禁輸を解除する可能性
http://www.defencetalk.com/eu-could-end-china-arms-embargo-early-2011-30966/
Defense & Security News ? By Agence France-Presse
2011年1月3日 5:42 am
ブリュッセルの情報筋がフランスの日刊紙であるフィガロの木曜版に語ったところによると、欧州連合は1989年の天安門事件を契機に懲罰として設定された対中国武器禁輸措置を、2011年に解除する可能性があるとされている。
全ての殺人兵器に対する輸出禁止解除は、「非常に迅速に起こるかもしれない」と、EUの外交政策チーフであるキャサリン・アシュトン氏に近い関係者は同紙に述べた。
ブリュッセルのEU外交担当はこの主張について認めることを拒否しているが、12月16~17日に開かれた圏内27か国の指導者を集めた首脳会談において、アシュトン氏は同様の趣旨の主張を、席上で提示された報告書で勧告したと認めている。
アシュトンの報告書には、禁輸措置は欧中間の安全保障と外交協力における『大きな障害』と述べられていた。
「EUは実質的な関係を評価し、前向きな方法を立案するべきである」と、その報告書では結論づけられていた。
しかしながら禁輸措置の解除には、EU加盟国全てによる合意が必要とされる。
スペインは最近になって禁輸措置を解除すべく反対者の説得を試み、また、この問題は1月中旬に開催予定である、EU外相による非公式会談の席上で再浮上することが予想されている。
「我々はこれを検討する」と、外交関係者は述べた。
この問題は北京で開かれた、中欧間の経済及び貿易協力に焦点を置いた対話の後にも再浮上している。その席上では、公開市場における手頃な金利での資金調達に苦闘し、巨額の負債を抱えるユーロ圏経済に対する、中国側提示による支援について話し合われている。
あるEU当局者は、武器禁輸を含む条件について「交換条件や交渉などは全くない」と主張し、「支援と引き替えに譲歩する事は何もない」と強調した。
中国のSong Zhe大使は最近、ヨーロッパの兵器産業が「後れを取っている」と語り、「我々はそれよりも迅速に自国用の兵器を開発する」と主張し、「禁輸にはなんの意味も無い」と述べている。
9月の外相会合で禁輸の条件付解除が議題に上ったとき、欧州各国のこの問題に対する態度は分かれた。
掲げられた条件には、台湾との関係改善、天安門事件に関連する逮捕者への特赦、市民的及び政治的権利に関する国際規約批准に向けた日程の作成などが含まれている。
フィガロ紙はオランダと英国、そしてドイツのある程度の勢力が、それぞれ禁輸措置解除に対する反対を弱めたと伝えた。
しかし別の外交筋によれば、特に英国が合衆国と日本の側に立ち、反対の姿勢をとり続けているとも伝えられている。
1989年6月4日、中国の歩兵と戦車は北京中央の天安門広場において、千には届かないと見られているものの数百は確実と思われる抗議者達を殺し、数週間に及ぶ民主化要求の抗議デモを終了へと追い込んだ。
やー、恥ずかしながら、欧州から中国への武器禁輸措置が天安門事件が原因だっての知りませんでした。ついでに、その解除期限が近づいてるということも。
しかし、これでここんところの中国の欧州支援の理由が、なんとなーく見えてきたような気もします。この辺とか。
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http://s.nikkei.com/edyuOP
もちろん、中国には欧州からの資本が投入されており、PIIGSのどれかの破綻がきっかけで欧州全体に恐慌再びなんて事になった場合、中国も甚大なダメージを受ける事が確実って理由もあるとは思うのですが。
さて、実際どう転ぶでしょうかね…去年は民主化運動の劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞し、欧州各国は受賞式典に参加していたはずなのですけど。まさか、記事に上げられてたような条件を中国が受け入れたとして、それを真に受けて禁輸解除なんてないですよね?____
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