16-17セリエA第9節、VSトリノ | ラツィオメモ

ラツィオメモ

セリエAラツィオの話中心にテキトーに書いてます

好調のチーム同士の熱いスタジアムでの対決は引き分けで終了。シーモは名将。

 

Torino-Lazio 2-2

Marcatori: 20' Falque (T), 71' Immobile (L), 84' Murgia (L), 92' rig. Ljajic (T)


 

TORINO (4-3-3): Hart; Zappacosta, Rossettini, Castan, Barreca; Benassi (79' Maxi Lopez), Valdifiori (88' Boyè), Baselli (74' Obi); Falque, Belotti, Ljajic.

A disp. Padelli, Cucchietti, Bovo, Ajeti, De Silvestri, Moretti, Acquah, Vives, Martinez.

All. Sinisa Mihajlovic


 

LAZIO (4-3-3): Marchetti; Basta (56' Djordjevic), Wallace, Hoedt, Patric; Cataldi, Parolo, Lulic; Felipe Anderson (89' Prce), Immobile, Keita (79' Murgia).

A disp. Strakosha, Vargic, , Vinicius, Leitner, Luis Alberto, Lombardi.

All. Simone Inzaghi

 

ARBITRO: Giacomelli (sez. Trieste). ASS: Lo Cicero-Pegorin. IV: Ranghetti. ADD: Gavillucci-Di Paolo.

NOTE. Ammoniti: 29' Barreca (T), 59' Parolo (L), 61' Belotti (T), 91' Cataldi (L)


 

 

 ただ今絶好調のトリノとのアウェー戦。ラツィオはDFラインを中心に離脱者続出でバスタ(負傷上がり)、ウォレス、フート(22歳コンビでセリエAで最も若い)、パトリック(左SBで試合出た経験あるの?)の経験も連携も足りない4バックで試合開始。

 ホームの非常に熱いファンに押されて試合開始から一気に攻めてくるトリノと、怪しげな4バックで何とか凌ぐラツィオで序盤は展開。序盤はギリギリでトリノの強力3トップ(更にラツィオはリャイッチ、ファルケを苦手としている)中心の攻撃に耐えるも中盤の繋ぎも悪くそこから前線へ繋げずに一方的に守る形とされていた。

 先制点はトリノ。ルリッチのパスをカットされてショートカウンターでやや内に絞りすぎたパトリックの守る左サイドから綺麗なクロスを上げられラツィオのCBが抑えきれなかったファルケに20分にヘディングシュートを決められた。

 その後は徐々にラツィオも盛り返すがカウンターから独走したケイタがシュートを決められなかった事などもあり、全体的なペースは激しい運動量で迫るトリノが握ったまま前半は終了した。

 後半に入るとラツィオがギアを上げて攻勢に出るようになり、逆にトリノはやや運動量が落ちて来たためラツィオが攻撃に出る時間が増えていった。55分にバスタに代えてジョルジェビッチを投入し、ルリッチを左SBに下げて4-4-2(4-2-4?)とするとジョルジェビッチの効果的なオフザボールの動きによって攻撃に厚みが出るようになり、71分にアンデルソンのクロスからインモービレが難しい体勢からのジャンピングボレーを決めて同点とした。

 同点となった後はラツィオが優勢ながらも勝ち越しゴールは入らなかったが、79分に徐々に消え始めていたケイタに代えてムルジャを投入すると勝ち越し点が生まれた。

 84分に一つ前のプレーで前線に飛び込むもアンデルソンのクロスに合わせ切れずに悔しがっていたムルジャがそのプレーで得たアンデルソンのCKに今度はしっかり頭で合わせて勝ち越しのセリエA初ゴール。

 その後は89分にセリエA初出場のプリマ出身のプルセも投入して逃げ切りを図ったが最後のトリノの猛攻に耐えきれずにパローロがエリア内でハンド(クロスのブロックに入った時に残った後ろ手にボールが当たる不幸な形)をしてしまい、92分にリャイッチの同点PKを決められて2-2で終了。

 

 両チームとも順位表の上にいるのが分かる試合でした。少々粗いところはありましたし、お互いに主導権を与えてワタワタするシーンもありましたがやる事やってるな、と感じました。シーモは良い監督ですね。同点でケイタに代えてムルジャを出しそのムルジャが結果を出す。更にプルセまで投入する・・・なかなか出来る事じゃありません。



ウォレス:フィジカルは強い、技術もある程度はある。ただまだCBとしては不安

  定。ポジショニングやら相手FWとの駆け引きでのポジション取り等が怪しい

  事が多いです。まだまだ精進が必要ですね。


フート:順調に成長しています。まだ完全な信頼は置けませんが、守りに入った

  時のプレーの落ち着きの無さは減ってきている気がします。


パトリック:慣れない左SBでスタートし、不安定ながらも頑張っていました。バス

  タ交代後は本来の右に回りました。


MF:序盤の押し込まれている時間帯はかなり怪しげ。徐々に持ち直しましたが

  全体的には目立たず。


アンデルソン:プレーの選択肢が増え、精度も上がり、持っている能力がチー

  ムの攻撃に反映されるようになってきました。一皮剥けた感じで、今後が楽

  しみです。


インモービレ:同点のジャンピングボレーは見事。それ以外にも鋭い動きで裏を

  取ってシュートに持って行ったりワンツーを使ってDFを崩しに掛かったり攻

  撃の中心として働きました。ボール持つ度にトリノファンからの激しいブーイ

  ン グに晒されていましたが、今シーズンラツィオに来たのはトリノが買い取   

  りオプションを使わなかったからってだけなので流石に可哀想だと思いまし

  た。


ケイタ:個人技でスピードとテクニックは見せていましたが試合を通しては良い

  ところは見せられず。


ムルジャ:セリエA初得点おめでとう。少ない時間ながらかなり意欲的にプレー

  していました。


プルセ:こちらはセリエAデビューおめでとう。


ジョルジェビッチ:今日は途中出場で良いオフザボールの動きを見せて、ター

  ゲットの数を増やし、ポストも行い、前線の守備もしました。ボールを持った

  プレーはそれ程多くありませんでしたが利いていました。


 

採点です。

Marchetti 6

Basta 5.5、 Dal 56' Djordjevic 7、Wallace 5.5、 Hoedt 6、Patric 6

Parolo 6.5、Cataldi 6.5、Lulic 5

Anderson 7、Dall'89' Prce s.v. Immobile 7.5 、Keita 5、Dal 79' Murgia 7



 

MARCHETTI 6

BASTA 5.5、Dal 55’ DJORDJEVIC 6.5、WALLACE 5.5、HOEDT 6、PATRIC 6.5

CATALDI 6.5、PAROLO 5、LULIC 6

FELIPE ANDERSON 6.5、Dall’88’ PRCE sv、IMMOBILE 7、KEITA 5.5、Dal 78’ MURGIA 8

ALL. INZAGHI 7

 

TORINO (4-3-3) - Hart 6.5; Zappacosta 6.5, Rossettini 5.5, Castan 6.5, Barreca 6; Benassi 6 (Maxi Lopez 6), Valdifiori 6.5 (Boye sv), Baselli 6 (Obi 6); Falque 6.5, Belotti 5.5, Ljajic 7. All. Mihajlovic 6.