チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮 ファーストインプレッション | 俺のゲームレビュー

チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮 ファーストインプレッション

卑怯だ。実に卑怯だ。

チュートリアルのダンジョンから、音楽がクリスタルタワーのオーケストラアレンジときたもんだ。これには鳥肌が立ったな。このゲームは『チョコボと魔法の絵本』のスタッフが作ったそうだが、さすがに音楽の使い方が上手い。これだけで満足してしまいそうになったよ。まったく卑怯だ。


肝心の不思議のダンジョンとしてはどうか。これは残念ながら、やはりチョコボシリーズの仕様なんだよな。死んでも装備品はロストしないようだし、レベルもそのまま。毎回毎回、この点にキレてばかりいても仕方ないので、もうコレはそういうもんだと割り切った上で話を進めるとするよ。一作目のようなアクティブターン制ではなく、シレンなんかと同様のターン制になっただけでも良しとするか。。


この記事は、ゲーム開始から2時間ほどプレイした時点で書いているんだが、ここまででの感想としては、とにかく音楽が最高だということだ。現時点でダンジョンを5つほどクリアしたが、どのダンジョンも違う音楽が使用されている豪華さで、次のダンジョンの音楽が楽しみになるほどだ。


次に、時忘れの迷宮ならではの要素なんだが、ジョブチェンジとアビリティがある。通常のレベルとは他に、各ジョブ毎にジョブレベルがあり、ジョブレベルが上がると新たなアビリティを取得できるという寸法だ。俺はまだ序盤なので、「すっぴん」と「ナイト」しか持ってないが、物語を進めるにつれ増えていくんだろう。どのジョブを育てるか。この辺の試行錯誤は中々面白い要素だと思う。


そうそう、忘れてはならない点としては、不思議のダンジョンではおなじみの武器(爪)や防具(鞍)の合成も健在だ。とはいえ俺はまだ合成ができるところまでは進んでいないんだけどな。鍛冶屋に置いてある本を読んだところ、武器防具によって強化の上限値が存在したり、印(特殊能力)の要素があったりで、俺の印象としては合成のシステムはアスカに近いのかなといったところだ。なので、合成システムには期待してもよさそうだぞ。


他にも嬉しい要素としては、『チョコボと魔法の絵本』で俺がハマったポップアップデュエル(カードバトル)が楽しめるんだよ。カードを集める楽しさもあるし、これだけで購入した価値はあるといえる。今の自分は勝っていると思います。


■現時点での総括

コアな不思議のダンジョンマニアの視点でみると、認められない仕様ではあるんだが、これはこういうもんだと別のジャンルとして割り切った目で見れば、結構楽しめるゲームだな。もちろん不思議のダンジョン初心者なら、俺のような変なわだかまりも無いだろうから、何の問題もないだろう。個人的には年末年始はコレにハマるかなといったところだ。音楽最高。


最後にひとつ言っておきたいんだが、Wiiリモコンでプレイするのはやめとけ。縦持ちと横持ちが設定で選べるが、どちらもイマイチだ。縦持ちは片手でプレイできるので慣れれば快適かもしれんが、素直にクラコン。これが限りなく正解に近ーい。

スクウェア・エニックス
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