だいぶご無沙汰してましたが、実は6/12から再入院しています。
しかも今回は広範囲切除の手術と抗がん剤4クール目を伴う手術で、
入院は1ヶ月くらい。。。6/14に無事手術を終え、術後6日目です。
手術のことはおいおいお話するとして、
今回は術前(5/15、30日前)に受けた
PET検査についてまとめたいと思います。
PET検査は、がんを検査する方法の1つです。
「PET」とは「陽電子放射断層撮影」という意味で、
ポジトロン・エミッション・トモグラフィー
(Positron Emission Tomography)の略です。
検査薬を注射で人体に投与することで、全身の細胞のうち、
がん細胞だけに目印をつけることができます。
専用の装置で体を撮影します(CTの機械みたいな感じでした)
PET検査は、がん細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込む、
という性質を利用します。ブドウ糖(FDG)を体内に注射し、しばらくしてから
(約1時間)全身をPETで撮影します。すると、ブドウ糖が多く集まるところがわかり、
がんを発見する手がかりとなります。
レントゲン(X線)やCT、MRIなどの検査は、写し出された造形からがんを見つけ
ますが、PETはこのように細胞の性質を調べてがんを探し出します。
そのため、早期発見が可能になっています。
米国ではPET検査の結果をみて、治療方針を決めるのが
普通になっているようですが、
日本においては一部の患者をのぞき保健医療として認可されず、
まだ一般的に広まっていませんが、その検査の質の高さに、
近年急速に普及しつつあると言われています。
ちなみに費用は1回あたり10万円前後で、健康保険を適用する場合は、
3割負担になります。
( 以上、参考資料より )
より詳しい資料を発見したので載せておきます↓↓↓
topic.takedahp.jp/petct1.htm (by 武田病院)
ちなみに私は治療開始までに間に合わず、2クール目を受けた後、
初めての検査となりましたが、先生いはく、
治療前にも受けていられれば、化学療法の効果がどれだけ出ているかも
わかったそうです。その結果をみて、薬を変更することもあるそうです。
下の3枚は、結果を先生がカラーでプリントアウトしてくださったものです。
つくづく、先生の優しさに感動しております
がん細胞の活動が活発だと、ブドウ糖の消費量が多いので、左の色グラフの上部のような、発光した色に写るそうです。
滑膜肉腫は比較的、抗がん剤が効きやすいらしく、私の場合も2クールを終えてからの撮影だったので、活動もだいぶ弱まり、赤黒く写ってくれていました。
とりあえず、この時点でほっとしました。
今のところ肺に活発的ながん細胞はなし。明るく発光しているのは心臓です。がんに侵されているわけではなく、
心臓もブドウ糖を使って動いているので、発光して写るのだそうです。
プリントアウトしてもらったので、白黒ですが、これもPET検査の画像。後ろから写した映像になるのか、左右があべこべ。こうやって見ると、かなり大きな腫瘍だということが見てとれます。
参考になれば、幸いです