皆さんお待ちかね、怒涛の連続大行進第2段です。
賢明な読者の方から、「NECROS CHRISTOSの他の、現存する最高のデスメタルの残りの2つはなんなんだよ、早く教えろ」と言われました。
誰か考えてください。
※注意:佳山三花は「現存するデスメタルバンド」には入りません。
「既に解散した~」または「伝説の~」にあたりますので注意してください。
怒涛の2日目は、南米編です。
REENCARNACION "Se Puede Vivir Sin Dios" コロンビア
アングラ・クソ・メタル界では伝説と化している「888METAL」のあのバンドの新作が出てました。
近年もリリースがあったらしいですが、この時代にもありながら流通が非常に悪くて、日本ではどっこも取り扱ってませんでした。
さすがコロンビア。
さて、今作の内容ですが、昔に比べりゃすごく聴けるようになりました。
しかし小曲をそこかしこに挟みながら進行する様は奇遇にも昨日のNECRO CHRISTOSと同じなんだけど、比較したらバチが当たりそうなクソ・クオリティ!!!
相変わらずで安心。
なお、1曲目の出だしから「ワカリマスカッ! オィッ! ワカリマスカ!」と空耳アワーで連呼されます。
いきなり分かるかと聞かれてもまだ何も分かりませんが、10分くらい聴いた貴方ならへたくそだということはすぐに分かることでしょう。
ちなみに初期のライブも収録したDVDが付いていますがまだ見てません。
ハガネの女もまだ見てません。
ゴッドタンは見ました。
流通が悪くて手に入れられなかった時期の音源をメタルアーカイ・ブスで調べると2作に「1点」が付いていました。
これまたなんとか手に入れたくなりました。
BLASFEMIA "Guerra Total" コロンビア
これまたクソメタル界では伝説のブラック・カスラッシュバンド。
CDで持ってる音源が、完全版でアナログ化されたのでまた買ったぞ!!
クソでヘタでバラバラな演奏をバックに、野蛮人Voが衝動をまくしたてる。
LPを聴きながら、「早く終わんねえかなー!時間が勿体ないなー!」と思ってしまう拷問音源です。
ダイハード盤なのでヘイルコロンビアなカラー盤となっておりますが、この色がまたなんだか気持ち悪い。
いいねえ。
ちなみにBLASFEMIAは、伝説のゴミバンドPARABELLUMのメンバーが結成したバンドですが、PARABELLUMはブートテープ2本しか持っていません。
このテープをまとめて2005年にCD化されてるんだけど、これまた流通悪くてEbayにも流れないし、たまに流れても終値が高い!
娘の誕生日に誰かちょうだい。
というわけでカクロさんは衝動のみで暴走する危険な連中を、安全な場所から眺めるのが大好きです。
DEATH SKULL "Annihilation of The Pig" チリ
「アンニヒレイションオブザピッグとは読まないので気をつけてください」(和田誠)
これは上の2つみたいなクソ系じゃないですので南米初心者にもオヌヌメできます。
近年のチリは当たりが多いですが、このバンドもよろしいです。
コールドなリフじゃなくて汚らしいリフ、トリガーなブラストじゃなくてやけっぱち感が伝わる原始的なドラム、分離された音じゃなくて混然一体となったリハ音源。
北欧に期待出来ない要素が沢山詰まっています。
洗練されたブラックメタルが嫌いな方や、やっぱり顔じゃなくて乳に出すのが伝統だとこだわる方に是非聴いていただきたい。
さあ、明日はいよいよ10日連続更新第3段に突入です。
伝説は始まったばかり。
見逃すな!!チンぽこども!
明日はエスワン特集です。