今日はせっかく外に出たので、秋葉のアニメイトで買い物しました。

新仮面ライダー SPIRITS
$メランコリー徒然草
我々アラフォー世代オヤジの魂を直撃するアツイ作品です。

ストーリー的にはTVの仮面ライダースーパー1以降の物語です。
当時、1時間くらいのTVスペシャルで、仮面ライダー第10号、仮面ライダーZX(ゼクロス)という特番をやりました。
そのストーリーをベースにもっとライダーの世界を広げたのが本作です。
掲載誌を変えてる都合で作品タイトルが変わっているのですが、通算で20巻目です。

物語序盤は、NYで窓際族になっている滝和也(かって仮面ライダー1号、2号と共に戦ったインターポールの刑事です)が、謎の連続吸血殺人事件に遭遇するところから始まります。
そして、事件の核心に迫った滝がピンチになった時に、仮面ライダー1号、本郷猛が登場します。
この時の変身シーンは単行本ではカラー見開きというファン泣かせの演出です。
そして、名台詞は
「今夜はお前と俺でダブルライダーだからな」
うーん、オヤジ泣かせのセリフですね。
そして、新たな組織の存在が示唆されてとりあえず話は他のライダー達に移ります。

世界各地に散っているライダー達はそれぞれの生活を過ごしています。
相変わらず事件を追い続けているもの、本来の夢を追い求めるもの、人を救うというライダーの宿命に殉じるもの、逝った戦友の魂を弔い続けるもの。

そんな彼らを新しい事件、怪人達が襲います。
新しい組織はバダン
あっという間に世界中の軍隊を潰滅させ、TVを通じて組織の存在を誇示します。

仮面ライダーZXは当初バダン側の戦士としてライダー達と戦いますが、次第にもとの自我に目覚め、組織を離脱します。
好まぬ戦いに巻き込まれて、ライダー達と共に戦ううちに、守るべき物があることに気付き、自ら仮面ライダーを名乗る様になります。

さらっと紹介しましたけど、往年のファンにとっては見所が満載です。
ダブルライダーキックのシーンを見開きでやられたのは堪りません。

あとはなぜタックルは仮面ライダーと呼ばれていないのか?
なぜ立花藤兵衛はストロンガー以降戦いから身を引いたのか?
ライダーマンはミサイルに載って自爆してから再登場までどこで何をしていたのか?
2号ライダーはどんな経緯で改造されたのか
作者独自の解釈がされていてなかなか興味深いです。

それにTVでは姿を見れなくなって人物のその後の姿も描かれていたりします。

昔仮面ライダーに燃えた中年男なら、マンガ喫茶で読むべし!