【Nコン2024】東混版「僕らはいきものだから」に感動/フリー参加を活用して全員ステージへ
「Nコン課題曲を歌ってみた」が今年も続々
昨今のNコンの名物になった「課題曲を歌ってみた」動画が今年もYouTubeに溢れています。
特に毎年、著名人による新作が課題曲となるので、話題性も抜群。
Nコンならではのものだと言えると思います。
東混版「僕らはいきものだから」が公開
その中でも昨日公開された東京混声合唱団の「僕らはいきものだから」が素晴らしく、涙が出そうになるくらいでした。
一気に今年の課題曲が好きになりました。
▲東混版「僕らはいきものだから」(7:05~)演奏会に向けた初練習の様子だそうです。
これが初練習の様子だというのですから、本番はどうなるんだ❓️と良い意味で恐ろしくなります。
その本番がNコン・全日本合唱コンクールの課題曲を歌う5月12日に開催される「コン・コン・コンサート2024」。
学生なら1,500円。お近くの方は行かれるべきかと。私も行きたい😢(ライブ配信は1,500円で視聴できます)
本家のNHK版の「僕らはいきものだから」もYouTubeで公開が始まりました。
昨年同様期間限定だと思うので、練習にぜひ活用してみてください。
埋め込みができないので、リンクだけ貼っておきます。
今日は11時からラジオでもNコンの課題曲初演番組が放送されています。
放送終了後にはらじるらじるで1週間の聞き逃し配信もあると思うので、参加校の方は必聴です。
フリー参加を活用しよう
そしてNコンが参加を促すパンフレットも制作しています。
ここでも紹介されていますが、フリー参加の活用です。
「1曲でも参加OK」と書いてありますが、「リョクシャカが好きだから、中学の課題曲だけ歌いたい❗️」というのもアリです。
それが中学生だけでなく小学生でも高校生でも可能です。
また、今年から規定人数が従来通りに戻りましたが、それでもオンステできないメンバーがいるという学校も、フリー参加を活用すれば全員オンステできるかもしれません(人数制限のある地区もあります)。
せっかく数ヶ月も練習するわけですから、コンクールメンバーに選ばれなかった子はフリー参加でステージに❗️
ステージで歌うという経験が翌年以降の自信につながると思います。
※ただし、審査対象となるコンクールに出場している学校は参加できない地区もあります。また、本コンクールとメンバーを変えるかどうかについて不明瞭な地区もあるので、必ず事前に参加地区にお問い合わせください。
【例】
・本コンクールに出場している学校はフリー部門に参加できない(大阪・長野等)。
・1名でも本コンクールに参加していない生徒を含む場合、フリー部門にも参加できる(兵庫・愛知・静岡・富山等)。
明記してない地区がほとんどだったので、各地区にお問い合わせください。
これも以前から言っていますが、参加地区によっては豪華な施設で歌える地区もあります。
例えば大阪は予選からNHK大阪ホールです。こんな贅沢な場所で歌えるのもNコンならでは。
便利なフリー参加ですが、地区によって規定が異なっています。
その他のルールは地区によって結構違っています。必ず参加地区のホームページをチェック。
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【Nコン2024】課題曲初演が放送されました❗️コロナ前の人数で歌える規定変更も
Nコン2024課題曲初演番組が放送されました
Nコン90回の記念大会が終わり、100周年に向けた10年がスタートしました。
課題曲を担当するのは、Nコンだからこそ実現した今話題の人たちばかり。
小学校の部「かわっただけだよ ヘンじゃない」作詞:宮藤官九郎
小学校の部は作詞に宮藤官九郎さん。最近もドラマ「不適切にもほどがある」で話題になりました。
詞の発表時点では「びっくりしゃっくり」(昭和55年)の歌詞と方向性が似てるので、もっと弾けた感じのメロディーがつくのかと思ったら、意外にもおとなしめでした。
これは初演が余計な色づけをしてないからそう感じるのかもしれないので、出場校には工夫の余地が大きく残されているように思いました。
▲「びっくりしゃっくり」(八名川小学校)
今年の課題曲でも、“声作り”でこの雰囲気を出してもいいのかも。
高等学校の部「明日のノート」作詞:俵万智
高等学校の部は昨年の朝ドラでも話題になった俵万智さん。
私がNコンを初めてしっかり意識して見たのが俵万智さんの「朝のバス」(平成2年)でした。
松下さんがXでも予告していましたが、想像していなかったメロディーがつきましたね。
最近の課題曲の流れからはやや異色ですが、高校時代の心の不安定さと揺れ動きの中で、希望を見つけ出そうとする姿がメロディーで表現されているように思えました。
詞は本当にさすが俵さんですね。短歌が2つ組み込まれているというのも今までにない試みじゃないでしょうか。
先日お亡くなりになったKANさんの「愛は勝つ」も登場する俵さんの高校時代の実話が詰まった課題曲です。
▲「朝のバス」(旭中学校)
指揮者の御子貝保子先生が、先日お亡くなりになられたそうです。御冥福をお祈りします。
中学校の部「僕らはいきものだから」作詞・作曲:長屋晴子(緑黄色社会)
中学校の部は緑黄色社会。ポップスに疎くなった私でもよく耳にする話題のバンド。
ポップな感じにするか迷ったという長屋さんがたどり着いたのがこの曲。
中学時代は思春期なので、心も体も大きく変わっていく時期。「いきものだから」という思いを一番実感し、共感するのが中学生じゃないでしょうか。
ラストの「美しいのです」「愛おしいのです」が全身的共感の頂点になるように歌を運んでいけたら聞き手はグッと来るかも。
参加規定がほぼコロナ前に戻る
そして今年は参加規定が一部変更になっています。
まず何よりも嬉しいのがコロナ前の人数に参加規定が戻ったこと。
小中学校が35人、高校が40人です。
それに伴い、入れ替え人数もコロナ禍前の15人に戻っています。
昨今、コロナ禍で合唱部の人数が激減していて少人数の合唱部には厳しい変更かもしれませんが、オンステできる人数が増えることは喜ばしいことだと思います。
コロナ禍の象徴となった「マスク」に関する文言や注意書きも一切消えています。
あと、全国コンクールのみではありますが、遠方からの出場校に対する交通費の負担額の見直しがあるようです。負担軽減となるのか負担増になるのかわかりません。
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【Nコン2024】クドカン・緑黄色社会・俵万智の課題曲タイトル発表
クドカン・緑黄色社会・俵万智の課題曲
課題曲のタイトルが先行発表されました。
つい最近全国大会が終わったと思ったら、今年の課題曲が動き始めました。
課題曲の発表(初演番組)は4月6日です。
小学校の部課題曲
「かわっただけだよ ヘンじゃない」
(同声二部)
作詞:宮藤官九郎
作曲:大田桜子
タイトルの時点では今年の一番の目玉になりそうな課題曲。
驚いた人も多いのではないでしょうか❓️
「変わっただけだよ 変じゃない」ということなのでしょうか。
今年のテーマの「チェンジ!」にちゃんと沿っています。
変わろうとしたら「お前ヘンだよ」と言われることもあるので、そういう子の背中を押す詞になっているかも。
曲は弾けた感じがいいな、と思っていますがどうなるか。
中学校の部課題曲
「僕らはいきものだから」
(混声三部/女声三部)
作詞・作曲:長屋晴子(緑黄色社会)
合唱編曲:桜田直子
タイトルからはおとなしそうなイメージ。
作詞は「Mela!」や「花になって」を作詞したメンバーの長屋さん。
歌手を目指すきっかけが“いきものがかり”なのは偶然❓️
編曲は嵐の課題曲「ふるさと」の編曲以来の桜田直子さん。
高等学校の部課題曲
「明日のノート」
(混声四部/混声三部/女声三部/男声三部)
作詞:俵万智
作曲:松下耕
タイトルからして王道の合唱曲が生まれそうな予感。
松下さんが、自分にとっての“ひとつの朝”(松下さんが高1で合唱に出会ったときの課題曲)のような課題曲になるように(意訳)、とおっしゃっているので、「ひとつの朝」のような王道な課題曲も久々に聴いてみたいかも。
▲昭和53年八潮高校合唱部(全国3位)
昨今、散文調の課題曲が多いですが、歌人なので語調を意識した歌詞がすんなり入ってくる課題曲になるのではないでしょうか。
あと、昨年から男声が少人数でも参加しやすいように混声三部(男声1パート)も用意された高等学校の部。
ちゃんと審査対象になるので、「男子が少ないけど混声で参加したい❗️」という学校もぜひ。
第91回NHK全国学校音楽コンクールに向けて「発表!Nコン2024課題曲」
4月6日(土)午後4:30~5:00(NHK・Eテレ)
課題曲 参考演奏
小学校の部
- 【演奏】NHK東京児童合唱団
- 【指揮】金田典子
- 【ピアノ】石野真穂
中学校の部
- 【演奏】NHK東京児童合唱団、NHK東京児童合唱団ユースメンズクワイア
- 【指揮】田中祐子、仁階堂孝
- 【ピアノ】斎木ユリ
高等学校の部
- 【演奏】NHK東京児童合唱団ユースシンガーズ、早稲田大学コール・フリューゲル、早稲田大学高等学院グリークラブ
- 【指揮】清水雅彦、清水敬一
- 【ピアノ】浅井道子
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