久しぶりにパンプスはいたら、靴ずれできまくった悠姫です☆ごきげんよう。
なんか足痛いと思ったら、指から出血してんの!←
お気に入りのパンプスなのに…(泣


今回も盛大にネタバレ、萌え、ツッコミ満載です。
ご了承のほど、どーぞよろしゅう♪





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後日、石神さんはお父さんに鬼塚外務大臣事件の詳しい報告にきていた。
平泉「……鬼塚君はかなり長期にわたって使い込みをしていたのか」
石神「はい」
平泉「『外交機密費』は確かにどこからどこまで、といった、ラインを引きにくいものではあるが、
   さすがにいずれ明るみになっただろう。今回のことは私の進退問題にもかかわるかもしれないね」
<うん…その可能性は否定できないですね…>
石神「鬼塚元外務大臣は、中国経由の架空口座に入金をしてから流用するなど、かなり巧妙な手口でした。
   これを機会に情報の開示を求める世論が更に高まるでしょう。
   総理は以前から情報を開示すべき、との意見をお持ちでしたね。それは皆も承知しているでしょう」
<逆風ではなく、順風にかえてしまえというわけですね?>
平泉「そうだね。私は前から政治は風通しのいい中で行うべきだと考えている。
   厳しい意見や、国会でも矢面に立たされる場面もあるだろうが、
   これを乗り越えなければ真に風通しのいい政治は望めない」
石神「ええ。私はウミが出たと考えます。これを機に情報開示を求めるべきかと」

平泉「そうだね。悠姫、桂木君からも報告を受けているよ。今回はいろんなことがあって疲れただろう」
<うふっ♪班長から報告済み~♪さすが!班長(はぁと)>
悠姫「私は何もしてないです。それより…、いろんな人を怒らないでください」
平泉「まあ、さすがにかばいきれないケースもあるが…」
<あははっ。それはヒデキのことですよねwwww>
お父さんは石神さんを見て苦笑いをした。
平泉「石神君、娘にあんまり心配をかけないでくれ」
石神「…はい、申し訳ございません」
<ホントだよ…。今なら笑ってられるけどね>
悠姫「お父さん、私自身はとっても元気だから大丈夫だよ」
平泉「そうか。でも、これでまだ自分の考える政治に向かって進める。ありがとう、石神君」
石神「いえ、悠姫さんも巻き込んでしまい、大変ご迷惑をおかけいたしました」
平泉「うん。さ、もうこの件に関しては終わりにしよう。結果的に悠姫も君も無事だった、これ以上は私も咎めないよ」

石神「はい…。あと、こんな話の後に少々気が引けるのですが…」
その時、石神さんは口ごもった。
悠姫「?」
石神「……総理。少しお時間を頂けますか?」
<うお!これは……!班長パターンじゃないのかっ!?お父様に先に許可撮っちゃうオトナパターンだねっ!?
なんていうのか、聞きたい!!!!>
平泉「…ああ、構わないよ」
悠姫「……」
(なんか席を外した方がいいのかも)
<やんっ!ここは気を利かすところではないって←おいおいwwww>
悠姫「じゃあ、私はSPルームでスケジュール確認をしてきますね」
平泉「ああ、悠姫。また食事をしよう」
悠姫「はい」
(石神さん、緊張した顔をしていたけれど、どうしたんだろう。何か政治の難しい話かな)
<違うと思うのぉーwwwwうふふふー。こういうところは鈍感ヒロインちゃんwwww>


そら「あ、悠姫ちゃん!この間はお疲れーっ」
そらさんが手を広げて私に抱きつこうとした途端、桂木さんがそらさんを抑え込んだ。
<ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばん!  お約束wwwww
班長、守ってくれてありがとーwwww←>
そら「わぐっ!」
<にゃんこみたいに、襟首つかんだのかしら?wwww>
桂木「気になさらず、有栖川さん」
<はいっ♪スルーしますぅ~wwww>
悠姫「あ、こんにちは」
昴「お、悠姫。演技はうまくなったか?」
悠姫「う……」
海司「よ、大女優!」
<だーかーらー。海司には言われたくないっwwww>
悠姫「ちょっとやめてよっ」

瑞貴「悠姫さん、美味しいクッキーをもらったんですけど、どうですか」
<…瑞貴の味覚はあてにしないほうがいいと思うの(汗>
悠姫「あ、頂きます」
SPルームには、SPメンバーの皆と石神さんを待っていると思われる後藤さんと黒澤さんがいた。
<うっわー!これ
黒澤「この間の銃を構えたカッコいいオレ、写真に撮っておけばよかったなー。そう思いません?」
<いつもの黒澤に戻ってたwwww自分でカッコいい、いうなwwww>
後藤「どうやって」
黒澤「……自撮り?」
<あふぉすぎるwwww …こんな黒澤を一瞬でもカッコいいと思った自分がなさけないwwww>
そら「あの緊張した中でかよ」
後藤「はぁー…」

悠姫「後藤さんと黒澤さんは石神さんを待ってるんですか?」
後藤「ああ、石神さんがみんなに話があるそうだ」
悠姫「石神さんが?」
黒澤「感謝の言葉を述べながら号泣、ひとりひとりに感謝状授与。その後は焼肉をご馳走してくれるのに決まってます!」
<ありえませんっwwwww>
そら「え、マジで!?」
<ちょwwwwくいついたwww>
桂木「……それはないだろう」
<さすがに冷静な班長wwww>
昴「でもそれくらいしてもらわないと。こっちは悠姫と違って慣れない演技をさせられたんですから」
<えええええ!小杉部長にしこまれてたじゃんwwwしかも、つらっと上手いとか言われてたじゃんっ!>
悠姫「絶対それ嘘ですよね…」

海司「オレ、それだったらカルビがいい」
瑞貴「僕はデザート。石神さんが顔を赤くしながら『こ、この春ウサギの苺高原・初恋風味』と、
   オーダーするのが見たいです」
<ちょwwwwどんな店なの!?そんなこっぱずかしいメニュー、アタシもヤダwwww>
そら「いいっ!それいい。なるべく恥ずかしいのがいいよね。
   『森のかくれんぼサラダ・こぐまとおひるね味』みたいなやつ」
<…でもヒデキなら、しらっと言いそうな気もするwwww>
海司「黒澤、そういう店しらねーの?」
黒澤「あ、いい店があるんですよ!とにかく恥ずかしい名前のオムレツやデザート……」
<なんで、そんな店、知ってるんだーwwww 教えてくれ←wwww>
石神「何が初恋風味だ。誰が焼肉だ」
<ばっさりwwwww さすがヒデキwwww>
そら「う、石神……」
海司「いつのまに……」
入り口にはいつもの通り、鋭い目の石神さんが立っていた。


石神「半年間の減俸処分の私にそんな余裕はない」
<ごもっともwwww>
そら「……そうだったね」
昴「派手に殴ったもんな」
石神「今日、わざわざ時間をとってもらったのは」
石神さんはいったん言葉を切った。
石神「…ありがとう」
<お!素直に言えましたねー♪>
そら「えっ……」
石神「今回のことは、本当に感謝の念に堪えない。皆が協力してくれたおかげで事件が解決した。
   また、私の勝手な行動のせいで多くの人に迷惑と心配をかけた。すまなかった。……そして、ありがとう」
全員「……」
みんなしばらく顔を見合わせたまま何も言わなかった。

桂木「石神」
桂木さんが微笑んだ。
桂木「オレたち、仲間じゃないか」
石神「……」
桂木「仲間に改まった礼なんかいらない。それより、お前も無事で良かった」

石神「…はい」
桂木「オレたちもいつだって石神を頼りにしてる。口に出さなくてもな」
<アタシ、いつでも班長のこと頼りにしてますからーーーーーっ!!!←微妙にずれてるwwww>
石神「桂木さん……」
横で聞いていたそらさんは、うるうるして石神さんの傍に歩いて行った。
<やだっ。そらさん…かわええがなっ←誰wwww>
そら「なぁスパイ。オレ、なんなら今日の昼飯は満腹軒でラーメンライスおごるよっ」
<いきつけの満腹軒かwwww>
海司「オレ、餃子つけます」
<安いwwww安すぎるwwww>
瑞貴「チャーシュー追加してもいいですから」
<だから、安いってwwww もうちょいいいものにしておくれwwww>
昴「なんならオレがチャーハン作ってやってもいいぜ」
<ああ!昴さん手料理のほうが、高級感ありそうだwwww>
黒澤「オレも激辛ポテチならデスクにありますっ」
<それは…違うだろwwww>
後藤「お前のは嫌がらせだろ…」
<ないすツッコミwwww で侍は?何もしてくれないの!?←>
石神「お前たち…」
みんなでわいわい騒いでいる様子を、石神さんは優しい目で見ていた。
(私にはわかる…。石神さん、嬉しいんだな……)

その時…
石神「失礼」
全員「?」
石神「私はこれから悠姫さんと懐石フレンチを楽しむ予定ですから」
<wwwww 全員まとめて、いらねーとwwww>
悠姫「……」
全員「……」
そら「バカー!」
<ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばん! 子供みたいだwwww>
瑞貴「悠姫さん、絶対にあの人に騙されてますよ」
海司「いろいろ考えなおしたほうがいいぞ」
黒澤「やっぱ激辛ポテチ2袋くらいプレゼントした方がいいですよねっ、後藤さん!」
後藤「…オレは知らない。好きにしろ」
昴「あー、うるさいから早く行け、悠姫」
石神「行きましょうか、悠姫さん」
悠姫「はいっ、行ってきます」
桂木「いってらっしゃい。お気をつけて」
<班長だけがジェントルだわっ♪ ……仕方ないので、ヒデキと出かけてきます←おいっwwww>


ドアを閉めてもみんなが騒ぐ声がした。
悠姫「みんな、優しいですね」
石神「……そうですね」
(石神さん、素直に言うようになったな)
<なんだか上から目線にみえるなwwww>
石神さんは廊下を歩きながら足を止めた。
石神「悠姫さん、次の週末はなにか予定はありますか?」
悠姫「週末……いえ、何もありません」
石神「少し遠出しませんか」
<ええええ!どちらへ!?>
悠姫「え、本当ですか!?」
石神「はい」
悠姫「是非!場所は…」
石神「細かい場所は、当日で」
悠姫「はいっ」
(すごく楽しみ……)


デートの約束をした当日、私と石神さんは電車で海に向かった。
石神「…肩貸しましょうか?」
<ぐっはー!萌え♪いきなり優しくされると、どうしていいのかわかんなくなるwwww>
悠姫「じゃ、ちょっと…」
ちょっとガタガタするローカル電車にのって、石神さんの肩に頭をのせる。
(気持ちがいいな……)
電車が止まるときに外を見ると、暖かい日差しの中で花が咲きこぼれていた。
だんだん潮の匂いがしてくる。
小さな駅を降りて、二人で海の方角に向かって歩いた。
悠姫「あ、海が見えてきましたね!」
石神「行こうと思っていたのは、あそこです」
私と石神さんは海岸線を歩いて、石神さんが示した白いレストランにむかって歩いた。
<?なにか思い出の場所なのかしら…?>


石神さんが連れて来てくれたのは小さな白い、かわいいレストランだった。
店員「石神様ですね。お待ちしておりました。どうぞ」
店員さんは私たちを窓の近くの席に案内してくれた。
悠姫「海が見えるんですね……」
テラス席に座ると、青い海が丸く光って波音が聞こえる。
石神「…ここは私が両親と来た最後の思い出の場所なんです」
<……そんな場所とは思わなかった。大事な彼女を連れてきたかったんだね…>
悠姫「え……」
(ご両親と最後に来た場所……)
石神さんはもう料理を予約してあったらしく、すぐに冷たい白ワインと海の幸を使ったオードブルが運ばれてきた。
石神「乾杯」
悠姫「乾杯!」
石神さんはワインを一口飲んで、沖の方を眺めた。
石神「春のまだ初めに、両親とこの海に来ました。せっかくの大切な両親の思い出なのに、
   そんなに覚えていることがなくて、残念ですが」
悠姫「……」
石神「母はしっかりした怜悧な女性で、父はのんびりしたおおらかな人だと記憶しています」
<…ヒデキはお母様似なんですねwwww>
悠姫「石神さんはお母様似だったんですか?」
石神「…そうかもしれませんね」
悠姫「……」
石神「両親は駆け落ち同様に結婚したので、亡くなった時に親戚はほとんど見つからなかったのですが、
   遠縁の叔父が私を引き取ってもいい、と言ったらしいです。
   らしい、というのはあまりよく記憶していないのですが」
(あれ、じゃあどうしてその叔父さんの家にはいかなかったのかな…)
石神さんは私の顔を見て苦笑いをした。
石神「『他人の家なんていかない』と言ったようですね。今思うと、心からの好意で言ってくれたのに申し訳ないことをしました。
   ……なんてかわいげのない子供でしょうね」
<なんとも言えない…。その時は、好意を好意として素直に受け取れないのも、仕方ないんじゃないかな…>
石神さんはワインをもう一口飲んだ。
悠姫「この海には三人で来たんですか?」
石神「はい。帰りに三人で手を繋いで砂浜を歩いたんですよ。私は波が追いかけてくるようで怖くて泣きました」
悠姫「……」
石神「母も父も、そんな私をかわるがわる抱きしめてくれたのを覚えています。
   4歳だったので、記憶があいまいな部分もありますが、海岸でピンクの貝を拾いました。
   貝は薄くて、すぐに割れてしまいましたね」
悠姫「薄くてすぐに割れるっていうと、桜貝ですかね」
石神「多分……」
私もワインを一口飲んで、石神さんのご両親のことを考えた。
石神「大人になって、ひとりでここに来たことがあるんですよ」
悠姫「そうなんですか?」
石神「ええ」
石神さんはフッと笑った。
石神「ここに座って、一人で海を眺めて…。…でも、すぐに帰りました。
   胸に穴が開いたような気持ちがしただけでしたから」
<切ない…。いるべき人がいないことしか、感じることができなかったんだ…>
悠姫「……」
石神「でも、今日はこうしてあなたと一緒にここに来ることができて、とても幸せです」
<今日は、大切な最愛の人と2人だからね…うん。よかったね!>
石神さんは海を見て、それから私を見て微笑んだ。
(石神さん……)
石神「私の家族は4歳までの記憶の両親。それと裕介だけだったのですが……」
<これからは、ヒロインちゃんが加わるんだね♪>
石神さんは何かを言いかけて笑った。
石神「そろそろ行きましょうか」


私と石神さんは食事を終えて、夕暮れの海岸を散歩した。
二人で手をつないで波打ち際をゆっくり歩く。
悠姫「あ、桜貝!」
私は砂浜に落ちていた桜貝をそっと手のひらにのせた。
悠姫「これでしょう?石神さん」
石神さんは私の手のひらにのせた桜貝を懐かしいものを見る目で見た。
石神「きっと、これです」
悠姫「やっぱり!」
私は波打ち際の貝を拾うのに夢中になった。
悠姫「これはタコのマクラですね」
<なんか…ロマンチックのかけらもない名前だな。おいwwww>
石神「……」
悠姫「あ、青いガラスが波で丸くなってて、綺麗。箸置きにできそう。この巻貝、波の音がしますよ」
石神さんはそんな私をじっと見つめていた。
石神「……ませんか?」
<え?なんておっしゃいました?>
石神さんが何か言ったけれど、夕方の海辺は風が強く、聞き取れなかった。
悠姫「えっ?」
夕暮れの海岸、石神さんは私の手を握ると、私の目の前でもう一度言った。
石神「…結婚しませんか?」
<!!!!!(///∇//)(///∇//) (///∇//) (///∇//) ちょ、直球ストレートのプロポーズ!!!!>
悠姫「…!」
石神さんは私の目を見て、私の手を握りながら言った。
石神「人を愛することは怖い。大切なものができるのは怖い。また、なくなってしまうかもしれない」
悠姫「……」
石神「それに、自分がいなくなった時、人に同じ思いをさせるのは嫌だ。そう思っていた。でも。
   守りたいと思うと人は強くなれるんだな…。…悠姫、オレの…家族になってくれないか?」
<ああー!!!!!!!ごめん。萌えポイントなんだろうけど……。
これ、班長とあまりにも似てるんだよぉぉぉぉぉ。すまん、ヒデキ。
アタシ、ここで班長への愛を再確認しちゃったよwwwwww>
悠姫「っ…」
私は石神さんに抱きついた。
悠姫「…ずっと一緒にいます。石神さんの傍にいさせてください」
石神さんに頭を撫でられる。
石神「……好きになって、ごめん」
悠姫「……どうしてそんなことを言うんですか」
石神「きっと、また泣かせるだろうから」
<ベッドでも泣かせるんでしょ?( ̄▽+ ̄*) なんてたって防音設備完璧だもんね←腐wwww>
私は石神さんに抱きついたまま、首を振った。
悠姫「それでも、私は石神さんが好きです……」
石神さんは一度体を離して、私の手を取った。
そして、指にそっと何かをはめられる。
悠姫「これ…」
石神「…愛している、悠姫」
<スチル。別人っぽいけど綺麗なスチルだから・・・ま、いっかwwww>
石神さんと私は夕陽の中、永遠に続くかのようなキスをした。
石神さんから貰った指輪が夕陽に照らされてキラキラと輝いている。
(石神さん……)
<スチル終。早いなwwww>
私は石神さんにはめてもらった指輪を見て、嬉しくて何度も夕陽にかざす。
石神さんはそんな私を見て微笑む。
石神「総理には、もう結婚の許可を頂いてあるんだ」
<やっぱりそうか!さすがだな、ヒデキ。班長と一緒だwwww>
悠姫「えっ?……お父さん、なんて言ってました?」
石神「『悠姫の決めた相手は誰であろうと信頼している。ただし、必ず幸せにしてほしい』、と」
(お父さん……)
石神「行こうか」
悠姫「家族って……いい響きですね」
石神「ああ」
私を石神さんは、ずっと昔の石神さんのご両親のように手を繋いで、海辺を歩いて帰った。


SUPER HAPPYEND

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石神「家族になってほしいと言って、結構な時間が経ったが…ようやくだな」
<どれだけ、時間たったんだ?>
悠姫「…はい」
あの時の言葉を思い出して、心から幸せな気持ちでいっぱいになった。
石神さんと結婚すること。
私はまだ、その本当の意味をわかっていなかった。
<へ?どういうことでしょ?>
けど、ようやく…。
石神「すまない…もう泣かせたくないと思ったのに」
悠姫「これはうれし涙ですから!」
桂木「有栖川さん…」
そら「悠姫ちゃん……」
瑞貴「悠姫さん……」
海司「……悠姫」
昴「おい、石神。悠姫を幸せにしろって言ったろ。なんつー顔させてんだよ」
悠姫「……私、どんな顔してますか」
後藤「淋しい顔だ」
黒澤「悲しい顔です」
<どういうこと!?>
悠姫「そんなこと……ありません!」
そら「ぜっーたい!悠姫ちゃんを幸せにしろよ!」
瑞貴「じゃないと、皆でさらっちゃいますからね」
石神「ああ…そんな事させないから安心しろ」
<なんじゃこの思わせぶりな前ふりはー!>

-ブライダル編につづく-

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メール
件名:悠姫…
公安の立場上、独身を貫く気でいたが…案外オレの決意は脆いものだった。
まぁ、それは悠姫と出会ったからだろうが…。
他の女性では無理だったと心からそう思う。
両親を亡くして、感情すら必要ないといつも思っていたのにな…。
これからもオレには悠姫の支えが必要だ。
あの浜辺で家族になってほしいと言った言葉に嘘偽りはない。

必ず、幸せにすると誓います。
石神

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<感想>
無事スパエン迎えましたよん。

…すまん。ヒデキ。
9話で最高潮に盛り上がったのに…。
山野さんぶっとぶほど、矢がささりまくったのに…。
ラスト10話のプロポーズで萌え転がるところだったのに…。
ヒデキに持ってかれなかったよ、アタシ!←
班長への愛を再確認しちゃったよ(爆)
ある意味、班長√のリベンジ達成だよwwww

いや、あの…。
シナリオとしては、非常にクォリティ高いものだと思うんです。
ヒデキ本編、同棲編からの流れや伏線をうまーく組んであるし。
上海編での出来事もうまく持ってきてるしさ。
事件内容も公安らしいというか、ヒデキだからこそのドキドキだったと思う。
プロポーズの「結婚しませんか?」もヒデキらしくて好き。
でも、そのあとのセリフが、班長とかぶっちゃうんだよね…アタシ的に。
で、萌えなかったのが、残念だったな…。
メールもラスト一行は、敬語じゃなくてよくないっすか?

ヒデキ押しの方には、大変萌え転がれる内容の続編だと思いますよ。ええ。まじで。
…アタシが言っても説得力はないですがwwww
いいんだもーん。
班長への愛を貫くから、アタシwwww

お付き合いいただきましてありがとうございました☆