感情が溢れている時
春を待つ人
影の無い絶望を漂って
ただ生きる事に苦しさを感じたりして
考え上げればキリがないんだよと
必死に自分に問いかけて
笑顔で隠していたんだ
春は来るから
暗い海に光は差す
朝を告げる旅鳥の群れ
遥か彼方で叫んでいる
言の葉に乗せた思い
いつものように
側で笑ってたけど
手を伸ばす度に
遠ざかる君の姿
さよならの海に
流れて行く
思い出をそっと
拾っても
止めどなく時間が攫う
春は来るから
思いの葉は鮮やかに舞う
君と居た事 涙の跡さえも
春は来るから
記憶の海に
永遠の君が宿って行く
止まったままの君が笑う
春は来るから
春は来るから