昨日は私の結婚前の職場である養護施設のおかあさんの告別式でした。
住職で園長だった通称おとうさんと副園長だった通称おかあさんの元で保母(まだ保育士と言われる前の時代です)をしていたのはもう30年も前のことになります。
専門学校卒業後4年間、住み込みで働いていました。
まだ若くて、たいした苦労も知らない私がいろんな事情を抱えた子供達と過ごした4年は、私の中では大きな財産・・・。
「先生なんかより俺らの方がずっと大人だから」
当時中学生だったM君に言われた言葉。
平凡に親の世話になって学校を卒業して保母になった私はさぞかし頼りなかったことと思います。
穏やかな慈愛に満ちたおかあさんの写真を見ながら遠い時代を振り返り、当時の同僚や子供達と話もし、おかあさんを偲びました。
子供代表としての言葉を述べた養護施設出身の元高萩市長草間氏の言葉にあったように、
96才、老衰で穏やかな最後だったというおかあさんは今頃おとうさんがお迎えに来て、あちらの世界を案内されているのでしょうか。
遠い地のお寺に嫁に来て、たくさんの子供達のおかあさんとなったおかあさんはこの世に想いを残す事なく旅立ったんだろうなと写真の笑顔のおかあさんをみて思います。
そして、私もおかあさんのように全てを受け止め、慈愛に満ちた生を歩んで行きたいと思っています。
おかあさん、お疲れ様。
おとうさんとおかあさんに御縁があったことに心から感謝します。
ありがとうございました。
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