私たちはいつも過去の体験から『未来を予測』して生活する生き物です。
もしその未来が明るい展望であればストレスは少ないですが、その展望が怖いものだったら....
まだ起こっていない未来にビクビクしちゃいますね
なにが起こるか、うっすら分かるから。
なぜ分かるのか。
それは、過去の体験からそう思うのではなく、自分がまたそれをつくりだすのを知っているからだと思うのです。
ひとつ例え話を。
その方はとても能力があり、若い頃から責任ある仕事を任される方でした。
しかし、ふと気づいたそうです。
『自分は昇進すると必ず大失敗をやらかしてしまう』と。
大失敗しても、その後も上の立場でしたので本当に能力が高いのだと思いますが
そこで、大失敗を自分がわざわざ現実化させるとしたら何故なのだろう....と見ていくと、
それを処理した後の感情がほしかったのだと気付きました。
その感情とは、
『あ〜、よくやった』
『ちゃんと対応した私なら認めてもらえる』
という安心感。これがほしかったんです。
ここが分かるのって大切。
思考(願い)が現実化する。というとまるで大失敗を願ったように思い、
当然「そんなこと願ってない!」と感じます。
願ったのは大失敗ではなく、「認めてもらえる安心感」なのです。その安心感と大失敗を対処することが、なぜか深層意識(潜在意識)でくっついているだけなのです。この『なぜか』の部分を解き明かしていくことが大切です。
・認めてもらえる安心感がほしくて大失敗を現実化
・かまってもらいたくて身体を不調にする
・頑張る自分を感じたくて火の車
・優越感を感じたくてまわりにトラブルをつくる
など、パターン化されたものを私たちはもっていたりします。
初級ではそれを見つけだして、解除していきます。
例の方も、もう大失敗を起こすことはないでしょう。なぜなら、大失敗を起こさなくても『認められている安心感』を得る方法を知ったから。
そして、大失敗に対処しなくても『認められている安心感』を感じられるから
大失敗ではなく、大成功へ安心して進めますね。
今日はくつろぎの日