この講演会の冒頭で、高木さんは、
「今日話をただ聞くだけでなく、影響力のある人達に伝えてほしい。」
とおっしゃられていました。
ですので、この講演会の内容を詳しく書いています。

地球村は難民問題にも取り組まれています。

‐‐‐‐‐ 
●現在地球では、 飢餓:10億人、飽食:10億人。

●例えると、日本人はタイタニック号の一等船客。下働きの人は飢えているのに、「もっと、もっと」と欲しがっている。

●千円あれば、
・難民の家族1ヶ月分の食料
 ・50人の予防接種

●プリウス1台で学校設立。

●タイで行われている臓器提供や売春を目的とした人身売買の映画『闇の子供達』を見てくださいとのこと。
★ウィキ『闇の子供たち』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%97%87%E3%81%AE%E5%AD%90%E4%BE%9B%E3%81%9F%E3%81%A1

●実際人身売買が行われている村の村長さんに高木さんが会いに行ったらしいです。
幼い子供達は臓器提供や売春のため人身売買されているらしく、日本は上得意先。
売春は10歳くらいの子から働かされる。5歳くらいの子供はまだ体が未発達のため、歯を全て抜かれ、違う用途に使用されるという。
1人約100ドルで売られているという。日本円でたった7,700円。
×人数で年に日本円で20万円支払われるという。
高木さんはそれを聞いて、
「たった20万円!分かりました、私が毎年20万円持ってきます。だからその子達を助けてください」
と言うと、高木さんの“日本最大級の市民団体のプレジデント”という名刺を見た村長さんは、
「日本最大級の市民団体のプレジデント(長)ならもっと大きいことをして下さい。」
といわれたらしいです。高木さんはもっとお金がほしいのかと思い聞いてみると驚く答が返ってきたそうです。
「違います。私達の国のコーヒー・チョコレート、バナナ、タバコを買わないで下さい。
それらが売れて富めるのは、貧しい国の企業・政府・ブローカーのみです。貧しい国の貧しい人はよけい貧しくなりどん底になります。ですので、子供達を売ります。
ですので、それらを買わないでということを伝えて下さい。」

  (全てのコーヒー・チョコなどがそうなのかは分かりませんので調べておきます。)
‐‐‐‐‐

つまり、私達の購買行為が貧しい国の子供の人身売買につながっていたのです。
私はフェアートレードという言葉は好きで、貧しい国のものを買うことがその国の人達を助けると思っていました。しかし、全く逆と聞き愕然としました。

また食料問題に絡んで、高木さんはTPPは反対だとおしゃっていました。
TPPが是認されると、日本の農業はたちゆかなくなると。
またホウホウ先生もTPP問題について
『もし出来れば、今後、みんなで参加する様な農園みたいなものが、四国、九州、北海道に出来れば、どんなに日本は良くなるでしょうか?』
(「これからのニッポンについて!:http://tukioyobu.air-nifty.com/tukioyobu/2011/10/post-d2df.html」)
と言われています。
TPPに関しては、私はあまりよくわかりません。外交の問題や他の業界との問題も絡んでいて、調整するのは大変だろうと思います。しかし、日本の食糧問題に関していえば、私が今、孫さんのようにお金持ちなら、ホウホウ先生のように農園か株式会社農業をはじめると思います。
農業で雇用を創出し、地消地産の国版を行う(地消地産はエコの基本。物流にコスト・エネルギーがかからない)。人は土を触ると落ち着くというから、ひきこもりの人に働いてもらうなど。

高木さんは現在1日1食。コーヒー・チョコレート・バナナ・タバコ・お酒を摂取せず、車を使用しない生活だそうです。
また、NPO法人『地球村』の給与はわずか、あとは年金で暮らしているらしいです。

高木さんは、以前、松下電器(現パナソニック)に28年勤められていました。
社長のブレーンとして働き、パナソニックのフロンを全撤廃したのも、パナソニックの割り箸を全撤廃したのも高木さんだそうです。
そして、『地球村』設立にあたって、当時の松下電器の社長はじめ、役員、幹部の方々が
「個人的に応援したい。」
と『地球村』の会員になってくれたらしいです。そして、5年間、松下電器からの出向扱いにしてくださり、給与なども出してもらいながら『地球村』の活動に専念できたらしいです。高木さんはその事にとても感謝されていました。
また、現在は当時の社長さん達は辞められているので、パナソニックとは関係ありませんとおっしゃられていました。
高木さんは本当に素晴らしい人だなあと思います。

また、以前地球村がスタッフ募集をされていました。
電話で問い合わせたところ、その条件に驚きました。
給与もそこまで多くなく、休みなども仕事に出ることもあるとの事でした。
私は地球村の活動に関わりたいと考えていましたが、条件を聞いて恥ずかしながら応募をやめました。言い訳に聞こえるかもしれませんけれど、肌が敏感だと、洗剤やケア、水の浄水などにお金がかかります。
地球村のスタッフの方々も本当に素晴らしいと思います。
私も寄付やなんらかの形で地球村と関わっていきたいと考えています。


もう一度原子力関連のデータを再掲載します。
●日本には原子力関連団体19機関。

●原子力安全委員は、ふだん週1回、数時間の会合を持つだけが仕事。
 その委員給与は1人年間1,650万円支払われている。

●原子力安全・保安院は、スタッフ数:440名。年間予算:376億円。の国予算がついている。
年間給与は、院長:2,000万円。審議官:1600万円。
原発の安全性を担当する役所でありながら、原発事故は防げず責任もとっていない。

●(独)原子力安全基盤機構のスタッフ数:450名。年間予算27億円。
理事4700万円。
原子力施設に関する検査や防災対策、安全確保のために必要なことを行う機関でありながら、事故は防げず誰も責任をとっていない。

●東日本大震災の国民1人当りの負担額:50万円。

●千円あれば、
 ・難民の家族1ヶ月分の食料
 ・50人の予防接種



お金が全てではありませんが、お金で解決できることもあります。
自分のためだけではなくて、困った人を助けることができます。
給与の1%を寄付に回すといいそうです。
私も以前働いていたときは、寄付を行っていました。(そのときは”国境なき医師団”に。)
今は仕事をしていないので行っていませんが、常に心の中に気持ちがあります。
夢ノートにも、”たくさん稼いでたくさん寄付する。”と書いています。
ものすごく切り詰めた生活をしている人以外、今の日本では、数百円、数千円はムダ使いしている部分もあると思います。そのお金を必要なところに回していただければと思います。
必要なところに必要なお金が回るといいなと思います。

今日もHAPPYな一日をドキドキ