ナチュラルリボーンは最初はメンタルトラブル対応から始まって居ますので、当然ですがそういった方面での相談も受け付けます。

ところが、最初の段階では所謂「欝」や「パニック障害」といった事だけを明記しただけな定款だったために、それ以外への対応はしたら規則違反だったりするのですね。

そして、その中には産後欝とかは入っていませんでした。

もちろん、欝として対応はできますけれど、子育て相談は明くまで個々の相談員の個人的対応って形でないと、自らの定款違反になるなど、それはそれは不備の塊みたいな定款だったのです。

で、色々あって定款を変えた事により、色々対処できるようになりました。

同時に、事務所も神奈川に移動したわけですが、ただそれらをしても常設の相談場所や子育て支援設備を開設するには非常にお金が無いのが現実です。

寄付や募金を募るにも、目立った活動が無ければ中々集まりませんし、言い方は悪いですが有名人が客寄せパンダにでも成ってくれない限りは、この手のNPOに対する理解ってのは中々でてきません。

しかも、NPOを利用した詐欺も横行していましたし、なんとも厳しいのですね。


そうなってくると、良く、共産党や公明党に言えば、なんて話をしてくる人も居るにはいるんですが、この両党の福祉・教育政策だってまあ、言ってしまえば禄なものじゃないのですね。

基本的には国が金をだし、中間の民間組織なり団体へ一度分配しそこから基金やファンド形式にする、という形を取らせるのが基本的な流れに成ってしまうようなアイデアですが、それらはすでに実行されてる部分もありますし、より以上があったりします。

なのですが、それらの中間組織となるところは、やはり推薦されるのはその両党のなじみの所であったりしたりする場合もあれば、別の党の誰某さんの繋がりでなんて事もあったりするわけです。

そして、中間組織は維持費を引いた中から分配するわけですから、当初予算から足りるわけはないのですね。

それを天下りが天下りがと言う事を言って批判したりするのは野党の仕事だったりしますが、共産党や公明党のアイデアでも基本的には天下り団体と大差ないわけだったりします。


金は人を狂わせるわけですから、何が起こるかわかりません。
さらに、天下り先ほど規則、規制があるわけではない民間団体や、市井の第三者機関っていうのは、より人の質がばらばらになり、危険ではあるのですね。

そういう面では、両党の考える方法は、あくまで理想の人たちが理想どおりに事を行う理想のためのアイデアであって現実には対処できないこと、というのはあると思います。

それを行うには、所謂「道徳」とか「倫理観」といったものが出来上がってないといけない、なんていうのは、あると思うのですが、しかしそれらの教育を過去に軍国主義に繋がるとか難癖つけたり、自由を奪い権利を犯すとかいって辞めさせたりしてたわけです。

だからこその今の無軌道、無責任があるんじゃないのかな、と思ったりするのですね。

自由と権利とかそんな事だけで、義務や責任を放棄させた結果の現在の福祉や教育界隈の凋落と考えると、やっぱりあの両党は現実の場を知らないドリーマーなんだろうな、と言う事と同時に、結局、現実の厳しさに戦いを挑めないで福祉だ教育だと騒ぐ人の、逃げ場なのかしら?
なんて思ったりしてしまうのです。