Live Free!! Climbing Free!!

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自由でありたいけれど、自由になれない、クライマーの日々

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色々あって今シーズンの雪山が終了したので、ざっくりまとめを。


スキー場は省略ってことで、第1弾は根子岳。デビューには丁度いい山と最高の天気でした。



第2弾は○サマ2500(笑)。高校山岳部の先輩と、超久々に登山。相変わらずビッグなお方でした。ここでスカイランニングやれたら最高なのにね。


因みにこの時はレベル1の時。


第3弾は佐渡山。色々夢が膨らむ場所でした。来年は乙妻や火打やりたいなー。




第4弾は栂池、天狗原まで。


蓮華温泉行きたいなー。


第5弾は平標山のヤカイ沢。




第6弾は白馬乗鞍周辺。白馬大池は別世界で、久々に、山の景色に感動したなー。





滑り納めは針ノ木峠。数日前の降雪でかなり慎重に行ったけど、最高の締めくくりでした。




短期決戦のシーズンだったけど、色々経験積めて良いシーズンでした。雪について沢山勉強しなきゃだけど、登ることに関しては今までの経験がまだまだ使えることが分かって良かった。


これからますます行きたい場所も増えて、来シーズンが楽しみです。

今日はボルダーのつもりで瑞牆に行ったけど、着いた時は岩はびしょ濡れ。乾くのを待っているのは時間が勿体ないので、試しに植樹祭会場の駐車場から不動沢経由山頂のタイムトライアルをしてみた。


結果、屏風岩まで約20分。不動滝まで約35分。山頂までが1時間15分でした。登攀具重っ…。帰りは寄り道したりダラダラ下ってたので、往復は3時間でした。


駐車場に戻ってきた頃には岩が乾いていたので、昼から夕方まではボルダー。と言っても3級を登るのがやっとで、絶望感しか感じませんでした。通えば登れる感じでも無いし、かと言ってジムで登ってもどうにかなる訳でも無さそうだし。


昔ボルダーを頑張ってた頃の自分は死んだと思って、一からトレーニングを考えなきゃいけないんだろうな。


が、それを邪魔するのが真っ白な山々で、まだ滑りに行けると思ってしまう。富士山とかやっぱり楽しそうだなー。来週どうするか困ったぞ…。






ずっと更新をサボっていたのて、とりあえず記録だけ。


たまたま嫁が休みなので、子供が早帰りの時はできない奥多摩登山へ。ルートは大麦代〜倉戸山〜鷹の巣〜六ッ石〜水根〜大麦代のラウンドトリップ。


鷹の巣まで2時間20分位だったけど、久々の下りに足をやられ、下山も同じくらいかかってしまった。とりあえず週1でも山登ってれば少しはマシになるかな。


相変わらず奥多摩の登りは容赦無いけど、晩秋から早春の山は気持ちいいです。夏は地獄だけど…。




パウダー&山用の板を新調したので、今日は雪を求めかぐらへ。が、雪が降りすぎた上に強風で第一高速が動かず。

それでもリフトが止まるまでばふばふの新雪を楽しめたのでラッキーでした。今年はスキー行ける日が毎回パウダーで、本当に当たりだなー。

とりあえず、もう普通の板で新雪に突っ込むようなことはしません。アイスを真っ直ぐなバイルと平爪アイゼンで登る以上に、道具の変化を感じた1日でした。

もう1日くらいどパウダー滑りたいけど、今月は行ける日が月末まで無さそう( ノД`)…

仕事したくないよー。



今日は直前まで白馬か斑尾かで迷っていたけど、前夜が楽しみ過ぎて寝られなかったので、近い方の斑尾へ。

近所の先輩にファットスキーを貸してもらえたので、何本か普通に滑ってみる。普通のバーンだったら細い板とほぼ同様に使えることが分かった。

板の感じが分かってからは、ツリーランコースを色々滑ってみる。浮力って大事なんですね。

今まで細い板で新雪に突っ込んでたけど、真っ直ぐなアックスと平爪アイゼンで氷登るようなものだったと痛感しました。道具って大事ですね。

新雪が滑り尽くされてからはひたすら太い板に慣れるべく練習して終了。とりあえず、板は絶対買うという結論に達しました。今シーズンパウダーに巡り会えるかは分かりませんが。

あとはコブ滑れるように春まで特訓かな。まだまだ人生楽しめそうです。


あれがそれ、なんやかんやでまた一つ年を重ねました。

怪我や故障箇所は年々増えていくわ、頭が薄くなる速度は倍加するわで、マイナスなことは増える一方ですが、今楽しめることを目一杯楽しむ姿勢は変わらずにやっていきたいと思います。

そんな訳で誕生日にステイホームできるほど聖人君子ではないので、本日は白馬でスキー。スキーを語れる程やり込んではいませんが、人生で一番ドパウダーでした。しかも、朝から夕方まで。雪に酔える始めての経験でした。

こんなこと書いたら怒る人いっぱいいるんだろうけど、自然相手の遊びは全てが一期一会。不要不急なんてとても言えません。

さて、明日は何処で滑ろうか。




今日は今シーズン最終決戦で帝王をトライ。アプローチは凍える寒さでしたが、無風快晴だったので、帝王岩は暖かい1日でした。


前回はアップで疲れてしまったので、今日は到着して体が冷える前に取り付く。ところが、取り付くどころか離陸ができず、いきなり行き詰まってしまった。真っ向勝負なムーブだと出だしからフルスロットルで体を固めなきゃなんですが、この一週間体のケアばっかしていたので、力を出力することを忘れていたらしい。

何度かやるうちに思い出して離陸はできたけど、やっぱり体が動かずあと50センチくらいの所でテンション。程度にもよるけど、アップは大事なんだと痛感しました。この便はムーブの確認だけしてエイドダウンした。

パートナーのビレイと昼寝を挟んで2便目をトライ。今度は先程の反省を生かして、準備体操をやりまくってから取り付く。

やっぱりアップ不足だったみたいで、明らかに1便目と動きが違い体が上がっていった。何とか落ちる前にキーホールドを掴み、傾斜の落ちた部分に体を無理矢理捩じ込む。被った部分では呼吸がまともにできず、酸欠になっていたので何度も叫んで持ち直した。

ここまで来ると絶対落ちたくないので、残りの数メートルを慎重に登って、絶対に落ちない棚に這い上がった。あまりにも疲れたので、暫くここでくたばってました。

最後に帝王岩の頂上まで慎重に登り、終了点にクリップ。写真は撮れなかったけど、その名に相応しい絶景が広がっていました。この天気と景色。そしてパートナーや家の都合など、全ての条件が揃った瞬間を掴むことができて良かった。

流石にこの1便で肩が終わったので、後はパートナーのビレイに徹する。最期は天気が良かったので、小ヤスリの花唄小路を登って終了。丁度日が暮れる瞬間を見られてラッキーでした。荷物まで戻った時には真っ暗で焦りましたが。





これは正面壁にいた友人より。

この秋はカーテンコールや帝王のおかげで、ワイド漬けの幸せな時間を過ごすことができました。
今日のような青空の下でも、深い森の中でも、自分の持てる力を全力で出しきったと心から思えるワイドが好きです。

帝王が登れたと言っても足先行で登れた訳じゃないから、今度はどんな登り方でも登れるように挑戦したいと思います。まだ見たことはないけど、ワイドは永遠の戦いですね。




今日は家の事情で重役出勤ボルダー。元々瑞牆に行こうと思っていたけど、道中の森の感じが今一なのと、昔登った課題や昔からやってる課題をやりたくなったので、小川山に変更した。

とりあえず上の駐車場の周りのボルダーをぐるっとまわったけど、3級までしか登れず。たまにしかボルダーやらないんじゃ登れる訳ないっすね。11月は近所の山しか行けなさそうなので、御嶽で鍛えなきゃな。

体幹はまだまだ平気だったけど、指や肩がやばかったので、日暮れ前には終了。最近体が壊れる方向に向かっている気がするので気をつけないとな。来週が今シーズンの花崗岩最終決戦になりそうなので、それまで体よ持ってくれー。












今日は帝王岩に行ってきました。

台風の雨のせいで末端壁他色々な岩が濡れまくっていたけど、さすがに帝王岩まで上がると乾いていました。

いきなり帝王をトライしたら死んじゃうので、少し下った所にある素敵な出会いをトライ。濡れていたことを差っ引いてもかぜひきより難しく感じました。悶絶系スクイーズチムニーだけど、これがアプローチ15分くらいの所にあったら人気ルートになったかも。

5.10aとは言っても結構疲れたので、休憩してから帝王のテラスまで上がる。

いくらオブザベしてもムーブの想像がつかず。試しにインバージョンをやろうとしたけど離陸すら出来ず。結局真っ向勝負で挑んでみることにしました。

やってみたら案外できるもので、カムはずらしまくり、テンションかけまくり、疲労困憊になりながらも何とかトップアウトはできた。傾斜の強い所を抜けたら終わりかと思っていたけど、全然そんなことはなかった。

2便目は既に疲れていて話にならなかったけど、ムーブを確認しながらトップアウト。フルボッコながらも希望を持てる気がしました。次にやるときは1便目に勝負をかけるようだな。

今の実力ではインバージョンは問題外だし、普通にやっても登れなかったけど、不思議なことに心は清々しい気分でした。全力を出しせるのがワイドの良い所なんだろうな。

大陸の風を感じるまでは至らなかったけど、瑞牆の風と岩を存分に感じられた一日でした。





『Climbing is Believing』とか『志士は溝壑に在るを忘れず』という言葉はロクスノを全部読んでる人なら目にしていると思う。こういう言葉を発信するクライマーには遠く足下に及ばないけど、自分が登れそうもない難しい課題や、山頂まで果てしなく遠い大きな山に向かう時は、いつも頭の中でそれを反芻してきた。

今回トライしたルートは、まさにそうしなければ闘えない威圧的な課題だ。夕方まで陽が差さないルンゼの奥でどっ被りのワイド。それがカーテンコールとコーラスラインだ。

コーラスライン(右のワイド)は去年発表前に登らせていただいた。今までに経験したことの無い形状と傾斜で、頭の先から爪先まで全身を使って頑張る好ルートでした。

今年はコロナやら子供の小1の壁(エルキャプよりでかく感じる…)にぶち当たり半年まともに岩を触れていなかったけど、今月はたまたま瑞牆に行ける休日ができ、更に幸運なことにワールドクラスのワイド好きな方々と一緒に登る機会を持つことができた。これが後々完登に繋がることになった。

トライ初日は本当に半年振りのワイドで岩も乾き切っておらず、我ながら無謀と言っていいトライだった。筋肉痛と関節痛になりに行ったようなもので、1便出した後は、登る前に着ていた服がきつくなったと感じるくらい全身パンプした。半年振りのまともなクライミングとしては劇薬過ぎた感もあったけど、眠っていた心身の目を覚ますには十分だった。

ある程度ムーブはできたので、下界に帰ってからは妄想を繰り返し続けた。思えば下界でムーブを妄想するのも久しぶりだった。半年前はこれが当たり前だったのに。

ただ、いくら妄想しても繋がらない箇所があって、どうせそこはグラウンドしないだろうから突っ込むという結論に達した。

週末の仕事と家族サービスを挟み、トライ2日目。この日は家の都合で早帰りしなければいけなかったけど、パートナーの方々に快く了承してもらい助かった。どのみち1便でボロボロになるのは目に見えているので、早く帰ることに抵抗はなかったけど(ビレイできなくてごめんなさい)。

前回から雨は降っていないようで、状態は良好。相変わらず取り付きのスラブとワイドの入り口は濡れていたけど、百聞は一登に如かずなので気にしない。

以下、備忘録なのでムーブに触れます。





作戦は出来るだけ高い所にカムを入れて、フィストでぶら下がれる所までは突っ込むことにした。とにかく物凄い傾斜(帝王くらいあるらしい)で上に行く程狭くなるので、チキンウイングは直ぐ使えなくなり、アームバーと使える凹みを使って真っ向勝負。

少し(実際はかなり)頑張ると持てるホールドが出てくるので、これを握り倒し、足はクラックにねじ込んだままフィストを決める。ハングの抜け口にカムを入れて後は突っ込むだけなのだけど、この乗っ越しが激悪で、いくらハングドックしても
妄想しても繋がらなかった。

あれこれ試すけど体が上がらず。しかし手はハンドジャムとガバを持っているので、ここで諦めたらクライマーとしてどうなんだと思い最後まで頑張った。幸い前回上手い人がやっていたムーブに近い動きをしたらこれが上手くいき、天井レイバックみたいなムーブで乗っ越すことができた。

この時点で息が上がり過ぎて吐きそうだった。上手く挟まれる所があったのでレストできたけど、暫くの間全然息が整わなかった。

これで終わりかと思いきや最後までダメ押しの被ったワイドがあって、体に力が入らず本当に落ちそうだった。途中のカムが外れていたので、落ちたら多分死ぬかもしれなかったし…。


やっとの思いで終了点に這い上がり完登。疲れすぎて下にいる仲間の声に応える余裕も無かった。文句無しに今まで登ったルートの中で一番全力を出したトライでした。


元々登れる状態の期間が短い上に、付き合ってくらる人も簡単に見つからないようなエリアなので、今回登れたことは本当に僥倖だったと思います。花崗岩登ってると年に1回くらい奇跡のように登れる日があるけど、今日はそういう日だったんだろうな。

そして、こういう厳しい場所にとびきり難しいワイドを開拓した初登者は本当に凄いと思います。自分は汗と染み出しで濡れた程度だったけど、初登者は本当に物凄い苔と泥と砂等々にまみれたんだろうな。

色々な要素が絡んで完登することが困難なルートは、努力だけでなく執念も必要になってくるけど、それは全て初登者の執念の上にあるものだと思います。この寒く暗いルンゼには、初登者の情熱や執念が感じられるルートがありました。

こんなに明るい時間に下山することは滅多に無いので、こういう瑞牆も新鮮でした。今年は下界で憂鬱な日々を過ごすことが多いけど、その気分が全て吹き飛ぶような1日でした。