政府は、10月15日、社会保障制度改革の全体像や進め方を明示した「持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律案」(プログラム法案)を閣議決定した。(ケアマネジメントオンライン)

プログラム法案は、医療制度や介護保険制度などの改革の検討項目や実施時期、関連法案の国会提出時期の目途を明らかにするもので、同日に開会した臨時国会で法案成立を目指すことになる。

法案には、少子化対策、医療制度改革、介護保険制度改革、公的年金制度改革の内容が明記され、介護保険制度の改革として、地域包括ケアの推進や予防給付の見直し、低所得者の介護保険料の軽減などが盛り込まれた。
それぞれの改革に必要な法案は、医療サービスの提供体制、介護保険制度、難病対策などについては2014年通常国会、医療保険制度については2015年通常国会に提出することを目指す。

また、中長期的に持続可能な社会保障制度を確立するための検討を引き続き行うため、関係閣僚からなる社会保障制度改革推進本部、有識者からなる社会保障制度改革推進会議を設置することも定めた。

◎持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律案
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/syakaihosyou/houan/jizokugaiyou.pdf