医療・介護ベッド安全普及協議会は、医療・介護ベッドでの事故例や事故を予防する対策を動画にした「医療・介護ベッドを安全に使用するには」を、ホームページ上で公開している。

なお、この内容は、介護保険最新情報Vol.290として、厚生労働省老健局からも発出している。

2007年5月「消費生活用製品安全法」が改正されてから、医療機関や施設、在宅介護において介護ベッド関連での重傷や死亡事故が約50件報告されている。この状況を踏まえて、製品の安全性を向上させるため、2009年3月に「在宅用電動介護ベッド」のJIS規格が改定され、以後はJIS規格に基づいた介護ベッドが出荷されるようになっている。

しかし、事故の原因は、製品だけではなく想定外の使用等使用上が原因で起こる事故も少なくない。また、事故の原因を分析すると、約70%はベッド周りのすき間に起因していることが分かった。

動画では、実際の事故をもとに、その原因と対策を分かりやすく紹介している。介護者はもちろん、病院や介護施設の研修でも活用してもらえるよう、呼びかけている。(ケアマネジメントオンライン)

◎医療・介護ベッド安全普及協議会