小宮山洋子厚生労働相は10月24日、「社会保障改革推進本部」の第2回会合後に記者会見し、改革の中で特に力を入れたい分野として「在宅医療と介護の推進」を挙げた。また、今後の医療提供体制について、「病院や病床機能の(役割の)分化と併せて、在宅医療と介護(の環境)を整えたい。そして地域包括ケアで、しっかりと(在宅患者を)ケアしていく」との意欲を示した。

 社会保障改革推進本部は、社会保障と税の一体改革成案を踏まえて医療、介護、年金などの制度改革を進めるため、政務三役会議下に設置され、今月7日に初会合を開いた。第2回の会合は非公開。厚労省によると、同省各局が、▽医療提供体制の見直し▽医療・介護保険制度改革▽診療報酬改定▽障害者対策▽難病対策-などの制度改革に向けた検討の進ちょく状況を報告した。(CBニュース)