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「どうせ私なんか…」

って言うのはやめにした。

人と自分を比べるのも、やめにした。

自分より経験を積んだ人を、知識を持っている人を、すごいと思うし尊敬もする。
でも、その人と自分を比較して自分を下に見る必要はないはずだ。

私は私なりに選んだことを達成しているし、遅くても着実に歩いているし、少しずつでも自信を持つようになってきてる、と信じたい。

周りが動き出して、
自分も動かなきゃならなくて、
無駄に焦りそうで、
目標を見失いそうで、

だから、ここに宣言してみた。

この夏を忘れるな、自分。

 

さっき、母からメールが届いた。

「じいちゃんの手術、無事に終わったよー

待て待て!
手術なんて知らんぞ。

どうやら、胃にポリープが出来て、それを取ってもらう手術だったそうです。
私、何も知らなかったんですけど!
長女なのに!

うちのじいちゃんといえば、知る人ぞ知る伝説の男。
「小泉さんが英語で話し出した伝説」や、
「スズメを捕まえて頭に字を書いて空に放す伝説」など、
数々の伝説を残してくれてます。

アメリカから実家に電話をかけたとき、じいちゃんが出た。

私:「もしもーし」
爺:「…っぉお! なつきか!お前、今どこにおんのや?」
私:「アメリカやでー」
爺:「ほーか、アメリカさんか」
 (注)じいちゃんは外国にはさん付け

私:「みんな元気でやっとる?」
爺:「おー、みんな元気やな。

 米もきゅうりも元気やな

野菜じゃなくてさ。
家族のことが知りたかったんだけどさ。

米ときゅうりが元気でも、じいちゃんが元気じゃなきゃ意味ありません。
そんなに深刻な手術じゃないみたいだけど、気弱なんで、きっと「じいちゃん、もうあかんわ~」とかなんとか言ってるに違いない。
そんで、ばあちゃんに「またそんなこと言ってあんたは!」とかなんとか怒られてるに違いない。

また、電話してあげるとするか。



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会社から、写真が送られてきた!
クリアパネルを設置して、その中にポスターをいれて、かっこよくなった店舗の写真。
実は一枚の縦が、私の身長くらいの大きさ。
あの通りはあんまり治安がよくないから、スプレーで落書きされなきゃいいけど。

みんな元気かな。
隣に造ってたレストランは、もうオープンしたかな。
私が殴り書きした、電話応対話法のメモは、まだカウンターに張ってあるかな。
あのお客さんのスーツは、直ったのかな。
店内、ちゃんと掃除してるのかな。
禁煙はうまくいってるのかな。

私がそうであるように、寂しいって思ってくれてるかな。

 

ダイエーの創始者、中内功さんがお亡くなりになりました。
一応、経営のゼミなんでね。彼のことは知ってます。
価格革命を起こして、日本の小売業界の基盤を作った人。
その後ダイエーが失敗して、一気に転落した人。
83歳、文字通り山あり谷ありだったんじゃないかな。

中内氏の失敗について、こんなことを言ってる評論家がいた。

「彼が目指したのはナンバーワンだけど、世間はオンリーワンを求めていたんですね。」

あれっ。
あの曲が浮かびませんか。

この曲に限らず、何だかナンバーワンよりオンリーワンのほうがいいぞ傾向が強まってきてる気がしてる。
個性、独自、確かに大事。

でもそれだけじゃ生き残れないでしょ。

バイク乗りに言われた。
「日本はいい製品を作るのに、レーサーはいつも二番目だ。」

なんでって聞かれても、知ったこっちゃないよ、と思ったけども、今考えると、オンリーワン風潮がそうさせてるのかもね。

ゆとり教育って、まだ支持されてるんでしょうか。
あれも不思議だ。
「みんなでスタートしてみんなでゴールしましょう」なんて、それ徒競走なの?
意味あるの?
小中高でゆとりを持ったところで、大学受験のときに一気にしわ寄せが来るなら、無意味どころか逆効果だと思う。

「We're number one syndrome」
一番である国の、経営文化。

「もともと特別なオンリーワン
うぬぬぬ。

オンリーワンが嫌いってわけじゃない。
嫌いってわけじゃないけど、
どうせならてっぺん見据えてナンバーワン目指すほうが好きだ。

(いままで自慢できるようなナンバーワンを手にしたことのない私が言うかっ。)
(言うくらいいいじゃん。)

なんか、利益に固執する奴みたいな書き方しちゃったけど、
私、そこまでギラギラしてないからね!?
誤解しないで、エヘ。



かっこつけるわけじゃないけど、
「忙しい」と「暇」となら、「忙しい」方が好き。
自分自身はトロいって知ってるけど、
何かに追われてるのはわりと充実感ある。

そんな日々だったから、最近、時間をもてあまし気味です。
日本に帰ったらしっかりバイトするぞ!
なんせ8月は収入がなかったんだから!
と、意気込んでいたんだよ。

「ごめんねー、9月はもう人いっぱい入ってくれてるから。
その代わり、来月じゃんじゃん働いてねー」
…店長!!
来月は私も学校なんだってば!

目覚まし時計をセットしない。
急に誘われた映画、いきなりのカラオケ、全部行っちゃうぜい。
きちんと料理する時間もたっぷり。
部屋の掃除も、納得いくまで出来る。

あぁ…SLOW…

「スロー」って言葉、どうとらえる?

働いてた会社では、SLOWはマイナスの言葉だった。
パソコンの起動が遅い。
検索がうまくいかない。
客がこない。
そんな時使われた「SLOW」。

昨日は中秋の名月で、月がめちゃくちゃ綺麗。
電気を全部消して、窓全開にして、床に寝転がって見てた。
そのままちょっとうとうとして、背中が痛くて目が覚めて、わぁ、まだ月が綺麗。
そうやって過ごした午前二時、三時。

忙しかったら、できないな。
SLOWも、うん、いいね。