対症療法と西洋医学 | 獣医さんが教える~ ワンにゃんライフを楽しむ秘密

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私の好きなお医者さんのブログ
カンナ先生の記事にこんなのがあった
 
『薬は自己治癒力のじゃまをすることがある』
 
その中の一節
「日本でいう西洋医学は 
  実は西洋医学の中の一部分のアロパシーのこと」
 
「アロパシーとは対症療法のことをさす」
 
「アロパシーは単純に症状を抑えるだけなので治療とは言えず
     西洋医学の中のいちばん下におかれる」
 
 
 
つまり・・・
 
痛ければ痛み止め
下痢すれば下痢止め
 
症状を止めるだけで 病気を治しているわけではない
 
あくまで緊急補助的に対症療法で対応して
そのあとにきちんと病気と向き合い治していくのが西洋医学
 
 
でも日本では
緊急補助的な部分だけでおしまい ということが多い
 
むしろ症状を隠してしまうから
原因を突き止めるのがむずかしくなり
時間がかかり
結局突き止めないままウヤムヤ
 
 
体が警報を鳴らしてくれているのに
うるさいからって
アラームのスイッチを切っちゃうのと同じ
 
で、結局
自己治癒力をじゃまするだけ
 
 
 
 
動物病院ではその傾向がつよいかもしれない
 
飼い主さんが気にしているのは
動物の症状
 
その症状が消えればとりあえず安心
だから 症状が消えることを再優先で望む
 
結果
症状がなくなれば
その後来院しなかったりして原因追求はうやむや
  
一時的に症状抑えて
アラームを止めちゃったんなら
その先どうするの???ってところまで
考えよう
 
自分の愛する動物のために
そして自分自身のためにも