(お酒は適量で愉しみましょう)
PR: シャンパーニュ地方訪問ならシャンパーニュ訪問.fr
パリのデモ&ストはまだ続きます・・。
国鉄のSNCFは運航休止になり、
私が勤務しているレストランでも、おとといドキュメンタリーの作成で国営TVのカメラが
入っていたのですが、なんと撮影隊はその後に予定していた地方での取材が
TGV(新幹線)のストでできなくなってしまうなどのハプニングが
パリでも色々な駅が閉鎖されています
事の発端は、ブルターニュ地方のレンヌで先週末起きた、デモ。
労働法改正に反対した普通のデモであったはずが、警察を巻き込んだ大規模な暴力沙汰となり、
レンヌの街の中心地の至る所(お店や建築物など)が破壊されて、
大統領のフランソワ・オランドも、「いかなる理由でも暴力を許すことはできない」と声明を発表していました。
そういう事情が重なり、パリでもデモに対して超厳戒態勢。
うちの最寄り駅もまた閉鎖されるのかな。。
そういえば去年とおととし、一緒に収穫をしたソムリエ&ブルターニュ出身のギヨーム君は、
「ブルターニュの恥だ!!」と嘆いていました・・・
左が熱血ギヨーム君(今はパリ7区のガストロノミック系レストランのシェフソムリエに成長)
話は変わって、先日お知らせしたシャブリの雹被害についてですが、
最近、雹対策のための便利なレーダーに注目が集まっているそうです。
https://twitter.com/YuriAsano_Wine/status/733283126483521536
雹の前兆を感知し、降る30分前に知らせてくれる+雲を拡散させるロケットを搭載したスカイデテクトSkydetect。
以前訪問したシャトー グリュオー・ラ・ローズでも使用していました
感知の精度は高いものの、ただ、分散した畑では使用が難しいそう
そして機械自体もやっぱり高価!お値段、200 000€(約2500万円)・・。
ひとつの生産者だけでは買えず、近隣のヴィニュロンと共同で購入するケースが大半のようです。
フランスのSELERYS(セレリス)という会社がつくっているのですが、
その会社では新サービスで地域限定&月々800€の支払いでこのスカイデテクトの
サービスを受けられるそう。
ただ、ブドウ農家にとっては痛い出費ですね
雹はもちろん次の年にも影響するほどの脅威ではありますが、ブドウ栽培においては
霜やブドウ樹の病気、大量の雨や湿った天候、はたまた去年のような乾燥しすぎ&猛暑の年など、
いろんな悩みの種が尽きない中で、ブドウ農家として、800€を出してまで雹対策に乗り出すか
疑問ですね・・・。
機材購入も含めて、ワイン造りってお金かかる
こんなことを書きながらも、身重でめっきりパリから出れておらずションボリな私への
応援、ぜひお願いします‼︎