なつみ、オペ室にイン。ピットイン。
見守り隊のフレンズは
なつみのまわりをぐーるぐる、
ぐーるぐる。
スモールライトをさがしたり
なつみに綿棒を勧められたりしながら
なつみの体に、エールを送ってました。
「なつみの免疫、がんばれー」
「いまこそ働くときがきた」
「24時間戦うんだぞ、リゲインだ」
「なっちゃんは寝ててね!」
「こげサンタはまだケータイ圏外だったよ」
シャントを抜くことそのものは
30分くらいで終わるはず、と
先生から聞いています。
それよりも。
どうやら、なつみ本体だけでなく
血管まであまのじゃく。
点滴のルートを取るのが
ほんっっとーーーーーに難しいのです。
血管がとても細くて、蛇行してるそう。
でも、どうしても点滴は必要。
点滴がなくっちゃお薬が入れられない。
栄養も水分も不足してしまう。
そんなわけで
今回は外科の先生も参戦しました。
メンツが豪華だぞ、すごいねなつみ。
皮膚を切開して血管を探り出し
しっかり点滴できるよう
ぴぴっと処置してもらいましょう。
いま、オペ室に入ってから2時間。
血管探しは上手くいったかな。
フレンズがいつもの病棟で
なつみの帰りを待ってるよ。
ブドウチームには撤退を説得するから
まかせとけ、ってフレンズが言ってた。
スモールライトがなくても
できることはあるんだ。
2日前の看護師さんのイラスト。
そう、雨の後は晴れと決まってる。
今日は日本全国すこーんと晴れてる。
いいね、未来は晴れだ。
病院へむかう道すがら、
街も車も強い太陽に照らされて
ピカピカに輝きを放つ景色を眼にした。
おでこにあたる太陽はあたたかく
目に飛び込む光はとても強くて
伸びやかな生命力に満ちていた。
いのち育ち、輝く季節がやってくる。
なつみが元気になったら
太陽にこんにちはしよう。
まずは、はじめまして、か。
なつみ、大丈夫。
すぐ良くなるよ。