昨日・・・つまり、8月11日は、

私にとって、

お盆の連休の初日なのですが・・・。

 

かねてより、告知のあった・・・

演劇のチケットを買いに行くことにしていたのです。

 

そう・・・前回の記事の最後に、

「出掛けます」と記載したのは、

このチケットを買いに出掛ける・・・ということだったのです。

 

告知は、ある方のブログに貼りつけてあった

チラシの画像によって知りました・・・。

 

こういうネットワークが無いと、

なかなかこの類(たぐい)の演劇の公演情報を

入手できないのが、

残念ながら、この地の現状と言えましょう・・・。

 

先程、次のワードで検索してみました。

「愛媛 演劇 公演情報」・・・などなど

いろいろ試してみたのですが、

なかなか、欲しい情報にはヒットしません。

 

東京の下北沢・・・なんていうレベルではなくても、

大学のキャンパス並みに

各サークルのイベント情報が入ってくる様な仕組みは

無いモノなのでしょうか・・・はてなマーク

・・・そう思って、

実際に、下北沢の小劇場の公演サイトを

探してみたのですが、

案外、少なく・・・て、「下北沢」でまとめあげたサイトは、

一つしか確認できませんでした。

しかし、まあ・・・「東京」という括りの中から、

選択していけばたどり着ける・・・「下北沢」の小劇場は、

けっこう多数あります。

 

「東京」という最高の立地条件のもと、

「下北沢」という高いブランド名があっても、

こんな状態・・・。

・・・しかしながら、

小劇場が固まって存在しているため、

一旦、そこに足を運んでしまえば、

アナログの情報が、いくらでも入手できることでしょう。

 

だが!!

地方において、それは、なかなか難しい・・・。

ネット社会でこの有様では・・・

ネット社会より以前の状態は、いったいどんなだったのでしょう・・・?

 

・・・本当に、口コミだけで、

・・・本当に身内に近い、コアなヘビーユーザーしか

観劇に来ない・・・そんな状況!?

・・今までの、この地での

私の観劇歴を振り返れば、

あながち、その通りで

間違いないのではないか・・・と思わざるを得ない。

 

しかしながら、いつも思うのですが、

そういう状況に慣れてしまっている

この地の現状において、

果たして、どんなやり方があると言うのだろう・・・か?

 

本日の「松山まつり」のオープニング会場の

CATVによる中継を見ても・・・

私が今まで言い続けたことに間違いはないと

確信するに至るのみ・・・そんな状況でした。

 

この地で、裾野の広いイベントをやるのは

至極、大変なことだと改めて思わざるをえません・・・。

 

さて、そんな状況の中で、

公演活動を続けている・・・

「草の根の猛者」とも言える劇団の方たちは、

非常に、心強い存在である・・・と

言わざるをえません・・・。

 

この公演も、そんな中の一つかと思われます・・・。

 

この作品・・・

松山市道後湯月町

(当時は、愛媛県温泉郡道後町字湯之町)に存在した

「松ヶ枝遊郭」を題材とした作品だそうです。

・・・原作は、

古民家研究家である犬伏武彦氏の

取材を元に執筆された短編小説 『ほっちょ坂』。

 

この遊郭・・・戦後も「赤線」として継続され、

昭和33年の「売春防止法」が施行された

赤線地域廃止後も、尚、細々と続いていた様ですが、

数年前、完全に消滅・・・。

おそらく、「愛媛国体(2017年9月30日~)」が決まった段階で

行政が元「赤線」エリア壊滅の方向に動いたのでしょう。

 

TBSの「旅ずきんちゃん」と言う番組の道後ロケの際、

女芸人:友近が、子供の頃に

好奇心で訪れたらしく、

「子供心に、何かを感じ取ったのか、ドキドキした・・・。」

みたいなコメントをしていたので、

彼女が子供のころには存在していたのでしょう。

 

もちろん、明治時代、

夏目漱石が松山に滞在していた頃にも、

この遊郭は存在しました・・・。

 

『坊っちゃん』の中で、坊っちゃんが、

道後行きの同じ汽車に乗っていた赤シャツと

道後温泉の湯の中では会わなかった・・・というフリの後、

風呂上がりの散歩に出かける坊っちゃん・・・。

 

 北に登って町の外れへ出ると、

 左に大きな門があって、

 門の突き当りが御寺で、左右が妓楼である。

 山門のなかに遊郭があるなんて、

 前代未聞の現象だ。 

 

この後、川の土手沿いを歩いていた坊っちゃんは、

マドンナらしき女性と歩いていた赤シャツと

すれ違うことになる・・・。

 

話を戻します・・・。

 

・・・で、昨日、

某書店にチケットを買いに行ったのですが・・・。

店員さんにもわかりやすい様に、

このチラシのコピーを持って行ったのです・・・。

 

このチラシを見るや、

店員さんは、入り口に貼ってあった

これと同じチラシを確認し、

奥の戸棚から、チラシの入った封筒を持ち出して来ました。

そして、その封筒から、

チラシとチケットを出してくれたのですが、

チラシの上部に、

何度何度もそのチラシを引き出した痕跡とも言える

シワが多数・・・確認できました。

店員さんは、

チケットと一緒にチラシを封筒に入れる際、

「折ってもよろしいですか?」と聞かれたのですが、

上の画像を見てもらっても分かるように、

スキャンした際に折り目が出るから

断ろうと思ったのです。

ところが、

「チラシの上部に、これだけシワがあるから、

 もういいや・・・。」

と思って、折って封筒に入れてもらったのです・・・が!!

上の画像には・・・チラシの上部にある多数の細かいシワが、

まったく写ってませんねぇ・・・ぷぷぷ。

失敗。失敗・・・判断を誤りました。

上部のシワ・・・10箇所以上は目視できるのですがねぇ・・・。


さて、それでは、

観劇するのを楽しみに待つことに致します・・・。