人形町の路地にて | 「東京人物画」日々

人形町の路地にて

※今回の写真はすべてiphone5にて
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僕の部屋は深川は森下にありますが、位置的にはもうほとんど両国。
目の前の大きな橋を渡るととなりの日本橋界隈ともすぐに隣接していて、
歩けば5分とかからず水天宮前や人形町の界隈にたどり着くことができます。

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この人形町界隈の散策が僕は好きです。
ここは一見すると、少しくたびれたような雑居ビルが
ただ、ひしめき合っている場所なのですが、
ビルとビルとの間、狭い路地にすっと足を踏み入れると、
思わぬ感じで、古い、日本らしい佇まいに出会えたりするのです。

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東京は不思議な場所で、世界の最先端都市でありながらも、
どこか古風で、妙に郷愁を誘うような、懐かしい雰囲気を持った場所がたくさんあります。
思うにまだ少し江戸が残ってるんでしょうね。

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僕は元々関西出身なので、このあたりの歴史については詳しくないのですが、
1600年代の初頭から1650年頃まではこのあたりに、あの有名な吉原遊郭があったそうです。
その後、明暦の大火後に、吉原遊郭は浅草へ移ったそうで、
浅草の吉原を新吉原、このあたりにあった吉原はその後、元吉原と呼ばれて区別されているとか。

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毎年8月にこの人形町でせともの市が行われ、恒例になっているそうですが、
僕はまだ行ったことがありません。

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ちなみに僕にとって最初の舞台撮影の会場が
この人形町界隈にある日本橋社会教育会館です。
ミュージカルを撮ったのですが、
その社会教育会館の前を歩くととても懐かしい気持ちになります。
あの頃はたいへんだったなぁと。
でも撮影ごとが今よりもずっと楽しかったなと。

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せっかく東京の下町に住んでいるのだから、
また下町の風景も紹介していきたいと思います。

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そういえば以前、僕が「日刊サイゾー」に書いた下町コラム。
http://www.cyzo.com/sp/2011/05/post-9.html
これ書いたの、もう2年前になるんだな。

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