<淋病>
この病気については、
古代メソポタミア(紀元前6000年ー1000年)で、
紀元前1000年ごろの中近東で、
楔形文字による記述が残されている。
また古代の粘土板のいくつかは、
淋病の治療にかんするもののようにおもわれる。
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この病気は女性より男性に多く発症するものの、
実際に感染しているのは女性のほうがずっと多い。
女性には症状が現れない場合がしばしばあるため、
感染していることに気がつかないことがあるのだ。
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人間が淋病菌を打ち負かす武器(抗生物質)と
予防措置(コンドーム)を見つけ出す一方、
淋菌自体もその活動領域と存在を守るために
進歩した防御策を講ずることになった。
それが抵抗力を持った 遺伝子 なのだ。
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<淋病に冒された著名人>
王族
政治家 :フリードリッヒ2世 アンリ4世 ヘンリー2世
エドワード7世(腸チフスにも羅病した)
シャルル9世 ナポレオン1世 ナポレオン3世
ケマル・アタチュルク ヒトラー
ムッソリーニ(恐らく梅毒にも感染していた)
著述家 :シャルル・ボードレール ポール・ヴェルレーヌ
カサノヴァ(最初に淋病に感染したのは20歳。
マラリアにも羅病したことがある。)
ジャック・ロンドン(黄熱病にも感染したことがある。)
「細菌と人類」 中公文庫 より
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これは性行為による 感染症であります。