JZX100 チェイサー GPメガテッククーリングファン | ナルズ工場長の出来事

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皆様o(・ω・´*)c<【コンニチハ♪】=3=3=3 




今日はどんより曇り。


今、ちょうど仕事の切れ間なので
ナルズS15の塗装などを仕上げています。

塗装になると空いた時間が1時間あるから
やろうと言う訳にもいかないので
ある程度まとまった時間(日にち?)がないのと
区切りがいいところまで出来ないのです。

なので切れ間の間に時間とってやってしまおうと
いう計画なのですが天気にめっさ左右されます。

1日何回天気予報見るんだというくらい
ネットの予報情報にかじりついてるオイラです(´・ω・`)


めっさ予報外れる(;´Д`) 
まぁ梅雨入っちまったからしゃーないんだけど。

この様子じゃ計画期間に終わらんなぁ・・・







今回はJZX100チェイサーの作業です。

クーリングパーツ
「GP製メガテッククーリングファン」への交換です。

 





エンジンの前にあるラジエターを冷やすために
エンジン先端(ウォータポンププーリー)に
カップリングを介しファンが取り付けられて
おります。
扇風機の羽みたいなのがファンになります。


純正のファンから今回のGPのファンに交換すると
いった作業になります。


簡単に言うと純正よりファンの羽の数をふやした
ものに交換して冷却性能を上げちゃおうって
スンポーです。(*´ω`)ノ ハィ 



早速交換していきます。

 


ラジエター下から



説明書にはラジエターを外して交換と
あります。タイミングベルト交換やラジエター交換と
同時にやると楽そうですね。

でもラジエター外すってなるとクーラント抜かなければ
いけません。
普通の方ならクーラント交換するの?メンドクセー(´Д`υ)
余計な金かかるじゃん!ってなるでしょう。

安心してください。
今回はラジエター外さないでファンのみ交換します。



よって余計な追加部品はありません(*´艸`*)



画像のようにラジエターを下から覗くと
ラジエターとシュラウドとファンが見えます。

良く見るとシュラウド(黒いカバーみたいなのね)の
下部のみ外れます。
本来シュラウドは全部外すならラジエターを外さないと

脱着は難しいです。
でも下部だけなら簡単に外れるのです。
しかも工具要らず。鉄のクリップで留まっている
だけですからね。

 


外れました

 

画像は下部のシュラウドのみ外したところ。

こんな感じになります。

こうすればファンが丸見えになりますね。

 

 

 




ちなみに外したシュラウドの下部はこちら↑

左右に金属製のクリップがあるので
軽く指で起こしてやれは簡単に外れます。
(強引にやったらクリップが曲がるので優しくね)

あとはシュラウド本体にツメで引っかかっている
だけです。


ファンが丸見えになって
大分作業しやすくなりました。スペース的にも
広がりましたね。


ファンのカップリングを留めている
ナット4つを外します。
ナットを外してベルトのテンションを抜けば
カップリングごと外れます。

 

 

 


外れたファン&カップリング



摘出は外したシュラウド下部の隙間から
行います。上から(ラジエターアッパー側)は
隙間が無いので下からの摘出です。

けっこう隙間がギリなのでラジエターのフィンを
傷つけないように、そーっとやりましょう。

コツはチエノ輪みたいにして外す事です。
ラジエターのロアホースがめっさ邪魔になります。
ホースを指で潰し、ぺっちゃんこにすれば
その隙間でファンの羽を交わします。
それでもダメならロアホース外せば摘出できると
思います。

これは装着されているラジエターの厚みによって
違うと思います。

今回のチェイサーは社外のアルミラジエターでしたが
(トラストの2層だっけな?)
ロアホースを潰すだけで摘出できました。



摘出できたら
カップリングからファン部分を切り離し
交換します。
固定されているナットは4ヶ所です。



補足ですがファン&カップリングを外した後の
車両側ですがベルトのテンションを緩めっぱなしに
しておきましょう。
なんならベルトかかっているところの1ヶ所でも
外しておけば大丈夫です。

テンションかけっぱなしだとウォーターポンプの
プーリーと固定ボルトに負担がかかります。
知らずうちにプーリーが軽く外れ
ナナメになってしまい
最悪プーリーが歪んだり(よっぽどだけど)
ボルトのネジ山にダメージがいきます。


ベルト(テンション)は必ずフリーにしておきましょう。

 

 

 


比較


恒例の比較画像です。

言うまでもなく←がメガテックファンで
→が外したファン。
真ん中にあるのがカップリング。

もう一目瞭然にファンの羽数が違います。
こら冷えそうだ(*´・д・)(・д・`*)ネーッ

羽数は純正7枚に対しメガテックは10枚に
アップです。

あと外径も約10㎜大きくなっているらしいです。
重量も純正にプラスアルファ程度っていう事です。
多少重くなってるよって事ね。


センター部はオサレに赤に塗装されて
おります。
装着しちゃったら見えなくなるけどね。


羽も多いし色的にもゴツイし
もう見た目で冷えそうw



 

 

 


ファン羽部分



材質は強化ポリプロピレンと言ったものらしい。

名前だけ聞いてもわからんが熱や衝撃に
強いらしい。

もっと真っ黒といったイメージだったけど
黒というよりグレー。
ウレタンバンパーやPPバンバーが日光に
やられて少し白くなってきたやつみたいな
感じ。
触った感じもそんなん。バンパーっぽい。
ザラザラしてる。



また補足ですが
せっかく外して単体になった
カップリングをチェックしておきましょう。

手で回せると思います。

カップリングは基本エンジンが冷えているときは軽く
暑くなると重くなる構造です。
単体での確認で手で回してみるのですが
重さの表現は難しいので文章では伝えずらいですね。

若干重い感じとしか言えねぇ。

こればっかりは経験カナー?

逆にスッカスカに軽かったり固着してるんじゃないか
くらいに重かったらカップリングは逝ってます。

稀にですけどガタがある場合もあります。

ファンとシュラウドに接触跡がある場合
ガタが原因の場合があります。
エンジンアイドリングや高回転のエンジンの
振動もこれが原因だったりする事も多かったり
します。

カップリングの故障は
けっこう気づかないもんです( ゚д゚)ンマッ!! 


しかもけっこう逝ってるのが多い。


外したついでに単体チェックは必ず行いましょう。



今回はカップリングは大丈夫でした。

そしたら外したナットでカップリングとファンを接続します。

ナットは純正の再利用になります。
一応ナットは周り止めのものがついてます。
このナットは外れたらエライ事になるんで
キチンと締めましょう。
しかしボルトが細いので高トルクは厳禁です。
適正トルクで締めましょう。

オイラはこういったところは後々不安になるんで
ロック剤を使用して装着しました。




接続できましたら
車両に取り付けです。

 



装着完成ヾ(´^ω^)ノ♪



せっかく交換したパーツだけど
あんまり見えないぜ(´;ω;`)ブワッ



装着は外した手順の逆です。
またロアホースを潰して装着しました。

ファンを手で回転させて干渉の確認を
しましょう。
約10㎜拡大されていてもクリアランスは
当然確保されております。


エンジンかけてみてチェックしましたが
ファンの音がうるさくなったとかは皆無です。
言わなきゃ交換したのがわからんレベル。




さて交換後のレビューですが
オーナーからの意見です。

あまり変わらないと言った意見でした。
温度下がるのが早くなったかな?って感じ
らしいです。

期待したほど
体感できるほどの効果は得られなかった様子です。

でもこれから夏ですので
どんどん気温は上がるはずです。
今までの違いを発見しやすくなると思います。

サーキット走行などで効果を発揮するかも
しれません。

まぁこれだけの羽数で純正より
効率が落ちるって事はないでしょう。

元々1JZエンジンは温度が上がりやすいです。
サーモや電ファンの設定温度も高いですからね。

1JZエンジンは熱対策をしないと怖いエンジンなので
今回のようなパーツは効果的なんじゃないですかね。


オイラ的にはオススメパーツだと
思いますよ(`・∀・)





これからの時期にピッタリな
クーリングのネタでした。

なんか年々気温が上がってる気がする。

車にとってもだけど人間にとっても
厳しくなってきてるのかも(*´・д・)(・д・`*)ネーッ


オーバーヒート対策、熱中症対策は
キチンとしましょうね(´∀`)







あーあ、早く梅雨
終わんねーかなー(´・ω・`)






それでは
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪