たい焼きくんのおじいちゃん | おバカな2人の二人三脚

おバカな2人の二人三脚

 ふたりで楽しいお気楽生活。 胸を張って前を向いて歩きましょ。

たいやき

金曜日、ぶらっと麻布十番に行きました。
特に用があるわけではなく、ただお寺を見たり麻布十番商店街をウロウロしたり。

僕は入社当時に6年ほど(社員寮ですが)麻布に住んだことがあるので、勝手が分かっているつもりでしたが、さすがに15年も経過すると、ずいぶん変わってしまったなぁと感じました。
お店なんかは昔のままですが、何しろ人通りと車通りが激しくなりました。
南北線や大江戸線の開通とかマンションの建設ラッシュで人口が増えたんでしょうかね。
”閑静な町” という雰囲気は、時代の流れとともに消え去ってしまいました。

そんなことを考えながらブラブラ歩いていたら、小腹がすいてきました。
十番商店街には、たい焼きの 「浪花屋総本店」 があります。
たい焼きはここから始まったと言われる、あの浪花屋です。
久しぶりに猛烈に食べたくなりました。
「せっかく来たんだから、もちろんたい焼きでしょ」 なるも文句はないようです。

しかし、店に着いてビックリしました。
「ただいま、たい焼きは2時間待ちとなっております」
2時間? 僕がよく買いに来たころも待たされましたが、それでもせいぜい15分ぐらいだったのに、それが2時間。 いったいどうなっちゃったんだろうなぁ?
「店内でしたら、席が空き次第ご用意できますが」 と店員さんに言われ、再びビックリ。
店内で食べれるようになったの?
もはや、僕の記憶なんてただの記憶です。 確実に進歩しているようですね。
2階席を見に行くと少し待てば空きそうだったので、店内飲食にしました。
歩き食いしたかったんだけど、2時間は待てないし。

   *   *   *

出てきたたい焼きは昔のまま。
頭から尻尾までびっしりの粒あんは、甘さ控えめ塩多め。
薄くてカリカリの皮とよくマッチしてます。
他の店よりひと回り小振りなところも、相変わらずです(笑

普段食べ慣れてるたい焼きとは ちと違うんですが、なるは大満足の様子。
熱い熱いフーフーと言いながら、美味しそうに食べてました。

―― と、そこへ半被を着たおじいちゃんがやって来ました。
店内のお客さんに愛想を振りまいています。 店のご主人のようです。
子どもからご年配まで、とにかく女性がお好きなようで。
(とんがり帽子と丸いメガネは、大阪の食い倒れ人形みたいだなぁ)
なんて思っていると、なるが一言。
「あのおじいちゃん、『およげ! たいやきくん』に出てくる人みたいだね」

たしかに! むちゃ似てる!
♪まいにち まいにち ぼくらは てっぱんの~ ってね。
後で知ったのですが、ご主人はほんとに 『およげ! たいやきくん』 のモデルだそうです。

   *   *   *

帰りがけに写真撮影をお願いしたら、店員さんが快くOKしてくれました。
今も1尾ずつ焼いてます。 改装で焼き姿が奥になってしまいましたが。

浪花屋総本店の紹介はコチラ 。 (テイクアウトの場合は予約した方がいいですよ)
おまけ。 YouTubeにUPされている 『およげ! たいやきくん』 はコチラ

浪花家2浪花家1